2010年10月25日

ダンサー紹介<15>ナターリヤ・オーシポワ】

ジャンプが凄い、というか脅威的!ということは判っていましたが、昨日のリハーサルでは、フェッテ(回転)の美しさにも感動したのがナターリヤ・オーシポワ。
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床につま先が突き刺さったようにブレず、きれいに回り続けるよう様子は、もう「見事」としか言いようがありません。
サテンでくるまれたトウシューズが、きらきらとライトを浴びながら回る絵は頭に思い描く理想の姿です。
「ジャンプの女王」のように思われていますし、実際にそのとおりですが、Bプログラムの「フローラの目覚め」では優雅な身のこなしを、ヤコブソンの「パ・ド・ドゥ」では個性的で少しコケティッシュな踊りと、今までとは違うオーシポワに出会えるはず。
もちろん、Aプログラムでワシーリエフといつもように盛り上げてくれる姿も必見!!!
とにかく、今いちばん目を離せないバレリーナであることは間違いありません。

ダンサー紹介<14>レオニード・サラファーノフ

今回、このダンサー紹介に書きたい書きたい・・・と思っていても、なかなか筆が進まなかったのが、レオニード・サラファーノフ。
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来日直後に、同じサンクトペテルブルグにあるミハイロフスキー(マールイ)・バレエ団への移籍が発表されました。
私も本人に会うなり「あのニュースを聞いて、驚いているんだけど・・・」と話すと
「あの話は本当のことだよ!」と一言。
そして「僕は僕で変わらないよ!」というように、いつものスマイルで微笑んで、舞台袖に歩いていきました。
リハーサルでは「これほどまでの素晴らしいクラシック・ダンサーはいない」ということを実感。
そして自分の踊りだけではなく、バランスのとり方がうまくいかなかったバレリーナには「ここでバランスが崩れるのは、ここの上半身と首の位置が前のめりになっているからだよ」と教えてあげるなど、仲間からも信頼されている様子が伝わってきました。
1月から新天地で、ダンサーとしてのキャリアに新しい側面が加わるわけですが、今、まさに見ておいて、その姿を目に焼きつけておきたいダンサー。
マリインスキーのダンサーとしての「サラファーノフ」見納めです。(今のところ!)

ダンサー紹介<13>スヴェトラーナ・ルンキナ

舞台袖や楽屋では静かなのに、舞台に立つと思わず目を惹きつけられてしまうのがスヴェトラーナ・ルンキナ。
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デビュー当時の清楚なイメージそのままで、やはり白い衣装が似合います。
今回日本初演される「黄昏のヴェニス」は、つい先ごろ9月モスクワで世界初演された作品。
ルンキナの先生でもあったボリショイの名バレリーナ、故エカテリーナ・マクシーモワに捧げられ、ルンキナとメルクーリエフが踊りました。
憂いと、恋人たちの複雑な心の揺れが丁寧に描かれた作品で、この二人の踊りが作品の余韻と深みを
さらに感じさせてくれます。
ルンキナは2008年ボリショイ・バレエ日本公演には参加しませんでしので、日本で踊るのは同年の夏にガラ公演で来日して以来。久しぶりですね。

2010年10月21日

ダンサー紹介<9>ミハイル・ロブーヒン

世界のバレエ団を代表する、ボリショイ・バレエとマリインスキー・バレエ。
この2大バレエ団を一人で体現している(?)かのようなダンサーが、ミハイル・ロブーヒンです。
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サンクトペテルブルグで生まれ、ワガノワ・バレエ団で学び、マリインスキー・バレエに入団した・・・
まさにサンクトペテルブルグのバレエ王道を、まっすぐに歩んできたロブーヒン。
昨年末、マリインスキー・バレエ団のメンバーとして来日し、1月に移籍すると聞いた時にはショックを受けました。(一緒に踊ったテリョーシキナや、オブラスツォーワも、悲しそうな顔をしていました)
でも、よーく考えてみると、ボリショイ・バレエ団のレパートリーで、ロブーヒンが踊るであろう演目を想像すると
「ロブーヒンにはボリショイがぴったり!」とも思ったことも事実。
今回踊るグリゴローヴィチ版「スパルタクス」など、ロブーヒンの当たり役になるに間違いありません!
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合同ガラ公演は、2007年に行うとき「まさかの公演」が実現した!と多くの方々に期待され、感激していただきました。
その「まさかの公演」に、1回目はマリインスキーのメンバーとして、2回目はボリショイのメンバーとして参加するヒーロー・ロブーヒン!
普段の彼は、インタビューしようとすると「僕は踊りですべてを語っているから・・・」と少し難しい感じ。
でも話し始めると熱く語ってくれます。
想像どおり【硬派】です!

2010年10月20日

ダンサー紹介<8>アレクサンドル・ヴォルチコフ

さきほど来日したボリショイ&マリインスキー合同ガラのメンバー!
その中、久々の来日だったのはアレクサンドル・ヴォルチコフ。
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初来日は15年くらい(!)前の、ボリショイ・バレエ学校時代。
スヴェトラーナ・ルンキナとは、バレエ学校に入学した時から一緒に踊っていたと言いますから、学校時代の8年、バレエ団時代の13年、合計21年も踊っている!
不動のパートナーシップ、黄金のペア!と言っても良いでしょう!
モスクワに生まれ育ったヴォルチコフが、バレエの道に進んだのは、お母さんの夢だったそう。
昔のロシアではよくあることのようですが、ヴォルチコフ家では一番上の子の将来はお父さんが、二番目の子の未来はお母さんが決めた、とのこと。(ちなみに、そのお兄さんは軍人なんだそうです。)
「運命に、今こうしてこの世界にいるということに感謝し、幸せを感じています」と話す彼は、とても謙虚で、静かで・・・それでいて強い意志を秘めた眼をしていました。

〜動画メッセージ〜

2010年10月19日

ダンサー紹介<7>ヴィクトリア・テリョーシキナ

今日ご紹介するのは、マリインスキーの新女王!ヴィクトリア・テリョーシキナ。
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両親が新体操の選手だったということもあり、テリョーシキナのテクニックはワガノワ・バレエ学校のときから圧倒的!
そこに大きな舞台を経験して培われた表現力と、生来のオーラが輝き始め、マリインスキーを背負ってたつ、マリインスキーの新しい伝統を作っていくバレリーナとして世界にも認められる存在になりました。
今年の夏、白夜祭で「スパルタクス」(ヤコブソン版)でフリーギヤを踊ったテリョーシキナは「最近、私を女優として目覚めさせた大きな役がありました。それは、ジュリエット、ジゼル、そしてフリーギヤです」と話してくれましたが、今回の舞台では、完璧なテクニックに加わったその感情表現の変化と成長を、ご覧いただけるはず!
特に今回のガラで彼女が踊る「愛の伝説」は、決して実らない恋を夢見て踊るパ・ド・ドゥ。
この作品は日本で上演されることが珍しいということもあり、必見です。
そしてもちろん!サラファーノフとの胸がすくような「タランテラ」、日本初演されるセルゲーエフとの「タンゴ」にも注目。
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この「タンゴ」ではテリョーシキナは7センチのハイヒールで踊るそう!
そういえば、プライベートのテリョーシキナも、ハイヒールが大好き。
細身のジーンズで颯爽と決めていることが多い彼女。
それでいて、とっても女の子らしいヴィーカ(名前ヴィクトリアの愛称)!
前回の来日時、日本のファンにもらったプレゼントを「とっても大事にしているの・・・」と、とても嬉しそうに見せてくれた顔がとても印象に残っています。

〜動画メッセージ〜

2010年10月08日

動画メッセージ(ロパートキナ、オブラスツォーワ、メルクーリエフ)[ボリショイ×マリインスキー合同バレエ]

ロパートキナ、オブラスツォーワ、メルクーリエフの動画メッセージです。

 ロパートキナのダンサー紹介はこちら

 オブラスツォーワのダンサー紹介はこちら

 メルクーリエフのダンサー紹介はこちら

2010年10月06日

ダンサー紹介<6>アンナ・ニクーリナ

今日ご紹介するのは、今回の合同ガラ公演に大抜擢され出演が決まったアンナ・ニクーリナ!
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2002年にボリショイ・バレエに入団、2004年に19歳で「白鳥の湖」でデビューし注目。
昨年急死してしまいましたが、ボリショイの伝説的なバレリーナ、エカテリーナ・マクシーモワが大切に大切に育て続けてきた秘蔵っ子です。
今は、やはりボリショイの良き伝統を伝えるアキーモフ、セミゾロワなどの指導を受け正統派プリンセス・バレリーナへの道を、着実に歩み続けています。
今年4月に上演されたグリゴローヴィチ版「ロミオとジュリエット」や、7月に上演された「ライモンダ」、8月のロンドン公演でも主役を踊るなど、大きな舞台での経験を積み、今まさに華開こうとしているダンサーです。
日本では、ボリショイ・バレエ団の公演でいくつかソロを踊っていますが、本格的に注目される舞台は今回が初めて!!
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スタイル良く、可愛らしいニクーリナ。モスクワでは、役デビュー(=主役、準主役などを初めて踊る)時には、必ずバレエ学校の先生を公演ご招待するそう。
先生もとっても嬉しいでしょうし、自分自身ももっともっと成長していきたい・・・という誠実な人柄が伝わってきます!
注目したい!応援したいバレリーナに、ご期待ください!

2010年09月10日

ダンサー紹介<5>アンドレイ・メルクーリエフ

今日ご紹介するのは、テクニックはもちろん精神性の高い踊りで魅了する
“孤高のダンサー”アンドレイ・メルクーリエフ!
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7月初旬、ボリショイ劇場ではネオ・クラシックの美しい作品《ロシアン・シーズン》、
そして哀しい表現力が光った《ペトリューシカ》、両方の作品を演じ分け、
メルクーリエフの多彩で深い踊りを魅せていました。

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《ペトリューシカ》 メルクーリエフの哀しい表情と見事なジャンプに注目


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《ロシアン・シーズン》 音楽性溢れるラトマンスキーのこの作品はメルクーリエフも大好きだそう。

Q:夏休みはとられましたか?
メルクーリエフ:
ほとんどとっていないんです。実は1週間くらい郊外の別荘に遊びに行こうと誘われたのですが、コンディションをキープしないといけないので断りました。

Q:リハーサルを見ていると、あなただけ雰囲気が違いました。瞑想とかしているのでしょうか?まるで違う時間が流れているような気がします。
メルクーリエフ:
ふふ。。。もしかしたら、だから日本のお客さんに気に入ってもらえてるのかも!

Q:ところで、あなたのキャリアはとてもおもしろいですね。マールイ劇場でデビューしてからマリインスキー、ボリショイと移籍してこられました。ペテルブルグ時代が長かったようですが、マリインスキーとボリショイの違いは何か感じますか?
メルクーリエフ:
きっとお話しするまでもないと思います。違いは歴然ですから。

Q:言葉で表せないものは言葉では表現したくないタイプですか?
メルクーリエフ:
そのとおりです。役作りのために、映画は見ましたか?本は読みましたか?美術館には行きましたか?などと聞かれるのですが、音楽を聴いてそれを自分のものにする、ただそれだけなんです。そうすればおのずと役柄を理解できる。わざわざどこかへ出かけて行ったり、探したり、考え出したりする必要はありません。そんなことをすると、ロボットや人形のように、なにかとってつけたような不自然なものになってしまうように感じています。

Q:音楽に対する感受性が鋭いんですね。踊ってないときも、踊るときの曲を聴いたりしますか?
メルクーリエフ:
ヘッドホンで音楽を聴くこともありますが、それよりも周りを流れている生の音を聞きたいですね。それぞれの街に、それぞれの国に、流れている音楽があります。
僕自身、小さな町の出身なのですが、とても印象的なことがありました。子どものころはその町が大嫌いだったのですが、大人になって帰って、空港でスーツケースに腰掛けて、母が来るのを待っていた時「立ち止まって周りを見てごらん」と誰かに言われたような気がしました。静かで、鳥や自然の音が聞こえてきて、本当に気持ちがよくてすばらしい雰囲気で、心が休まって・・・。何だか特別な印象を受けたのを覚えています。そこで僕の中の何かが目覚めたようにも感じました。


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研ぎ澄まされた感性で踊ったソロ曲《アダージョ》

何よりも音楽を、そして自分の中にある何かを踊りに昇華させたい、と語ってくれたメルクーリエフ。
いつも静かに自分自身と向き合っている、自分の身体、心と対話をしているような彼の様子、
来日してからもこっそりチェックしてレポートしたいと思います。
乞うご期待!!!

<おまけ!> カッコいい!
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2010年09月06日

緊急インタビュー! ガリーナ・ステパネンコ ダンサー紹介<4>

ザハーロワに代わり来日が発表された、ボリショイ・バレエのプリンシパル、ガリーナ・ステパネンコ
デビュー時から、ボリショイの歴史に燦然と輝く偉大な先輩ダンサーたちの指導を受け、
同じようにスターの道を歩み続けているステパネンコ。
週末に急遽インタビューを行いましたので、ぜひご覧ください。
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Q:ボリショイ・バレエに入るまで、そして入団してからも多くの伝説的なバレリーナ(セミョーノワ、マクシーモワ、ストルチコーワ、コンドラーチェワ)に指導を受けていますが、そのように伝統が繋がってきていることをどのように感じていますか?
ステパネンコ:
ボリショイに入団してから本当に伝説的なバレエリーナの方々に出会い、その指導を受けてきました。ボリショイで最初に指導してくださったセミョーノワ先生のお陰で、クラシック・バレエのほとんどの役をマスターすることができました。マクシーモワ先生、ストルチコーワ先生、コンドラーチェワ先生にも色々教えていただきました。そのように素晴らしい方々に出会えたこと、指導していただいたことをとても光栄ですし、幸運だったと思っています。
先生方は偉大なバレエリーナであり、偉大な女性であり、プロフェッショナルでありつつも非常に個性豊かな方々でした。またそれぞれの先生はバレエのことをだけではなく、精魂込めて人間としても私を育ててくださいました。先生方は偉大な守るべき伝統をわれわれに伝えてくれました。これからは私自身が先生から受け継いだ伝統と知識を、若いバレエリーナたちに伝えていきたいと思います。

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マリーナ・セミョーノワ先生と話すステパネンコ

Q:あなたはボリショイに入る前に、モスクワ・クラシック・バレエ団、ダンチェンコ・バレエで活躍なさってきましたが、このようなキャリアからあなたが得たものは何ですか?
ステパネンコ:
私の踊ってきたバレエ団はレパートリーもスタイルも伝統も違いますが、すべて興味深く楽しい思い出です。それぞれのバレエ団で踊り、貴重な経験を得ることができたと思っています。
今年はバレエリーナ・デビュー25周年という節目の年です。それを記念してそれぞれのバレエ団と共演する予定です。ボリショイとは「ドン・キホーテ」を、ダンチェンコ・バレエとは「白鳥の湖」を踊ります。モスクワ・クラシック・バレエ団との共演は今相談中!嬉しいことを計画するのは本当にハッピーですね!


Q:あなたの十八番とも言えるドン・キホーテは、どの先生に学びましたか?
初めて踊ったのはいつですか?パートナーは?何か思い出があれば教えてください。

ステパネンコ:難しい質問ですね!《ドン・キホーテ》のパ・ド・ドゥはバレエ学校の時初めて踊って、バレエ・コンクールでも踊っていました。モスクワ・クラシック・バレエ団のレパートリーには入っていなかったのですが、ガラ公演では踊っていたんですよ。
《ドン・キホーテ》なら素晴らしい思い出しかない、と言っても良いでしょうね!パートナーも、たくさんの方と踊りましたので・・・一人だけ取り上げて話すことは・・・今はやめておきましょうか!
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Q:同じくライモンダ、カルメンについても話していただけますか?

ステパネンコ《ライモンダ》を始めて踊ったのは1993年です。その役のリハーサルを指導してくれたのはセミョーノワ先生でした。カルメンは2006年から踊っています。ボリショイ・バレエに《カルメン》を復活させるためアロンソがモスクワに来てくれて、多くを学びました。また、《カルメン》を最初に踊ったプリセツカヤもしょっちゅう教えに来てくれて、いろいろと助言してくださいました。
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Q:これまでに何回も来日していらっしゃいますが、日本での何か特別な思い出はありますか?

ステパネンコ:日本の公演はいつも喜んで参加しています。日本のお客様のバレエに対する愛情は深くて、敬意があり、会場はいつも歓喜に溢れていますからね!どこの国のバレリーナも、来日公演は特別なものだと思いますが、私は「特に」喜んでいます!とお伝えしたいですね。
必ず日本の私の大切なお客様に喜んでいただけるようなステージにします!期待してくださいね。


Q:日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

ステパネンコ:親愛なる日本の友人の皆さま!
私のことを覚えて愛していてくださいまして、感謝しています。そしてまた新しい出会いを待ちわびています。今回の貴重な公演に出演できることを心から楽しみにしています。
皆さまのご健康とお幸せをお祈りして!!!



 

2010年08月26日

ダンサー紹介<2>イワン・ワシーリエフ

今日ご紹介するダンサーは、イワン・ワシーリエフ!
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お配りしているフライヤーの表紙を、おなじみオーシポワとの「ドン・キホーテ」の写真で飾っているイワン。
とにかく超絶技巧が目をひく(というか、見た瞬間思わず飛び上がってしまいそうになるくらい凄い!)イワンですが、最近では「若者と死」をプティに振付けてもらうなど、内面的な魅力も兼ね備え、さらに大きく飛躍する時期を迎えています。
今回の【ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ合同ガラ公演】でも、彼の多彩なステージを堪能できる演目が並んでいます。
Q:プリンシパルになったばかりですが、プリンシパルになってから何かかわりましたか?
ワシーリエフ:正直にいうと、プリンシパルになってからも生活は何も変わっていません。今までどおりのワニカ(イワンの愛称)・ワシーリエフです。
 
Q:オーシポワさんとのパートナーシップは完璧ですね!
ワシーリエフ:
僕がボリショイに入団してから、すぐに彼女と踊るようになりました。今ではほかの誰と踊るよりも楽に踊れるくらいになりました。デュエットは目をつぶっていても踊れますよ(笑)

Q:今回の合同ガラで踊る「シェエラザード」「アルレキナーダ」は初めて踊る作品ですね。準備の方は順調ですか? ワシーリエフ:はい!ロンドン公演の後モスクワに戻り、先生たちと一緒に少しずつ準備しています。「シェエラザード」はずっと前から踊りたいと思っていました。本当に少しずつ少しずつ実現に向けて進んできました。今は、この作品で自分が何をしたいかというのを明確に感じています。だからこそ、踊ることを決めたのです。
「アルレキナーダ」は、陽気で、子供っぽいパ・ド・ドゥ!です。
僕は自分自身に限界を決めないようにしてるのです。僕は「スパルタクス」を踊るまでは、僕には向いていないから踊らないほうがいいと言われていました。でも僕はやりたい!と思って、そして実際にやり遂げました。「ペトルーシュカ」も「バヤデルカ」もそうでした。
僕自身が「この役で表現したいものがある」と感じるときは、誰も僕をとめられません!
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そう!
誰もワシーリエフをとめられません!
今、21歳の彼。これからもボリショイの新しい伝説を作っていく様子を、追いかけていきたいですね。

〜動画メッセージ〜

2010年08月06日

ダンサー紹介<1> エフゲーニヤ・オブラスツォーワ

いよいよ2ヶ月と少し(!)でダンサーたちが来日し始める【ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ合同ガラ公演】
夏のバレエ・シーズンを前に新しく作成したフライヤー、そして今まで両劇場の芸術監督たちが熟考に熟考を重ねていた演目を発表していることもあって、注目度アップ!
その注目度をさらに高めているのが、7月末にBunkamuraオーチャードホールで行われた“エトワール・ガラ”に急遽参加し、話題になったオブラスツォーワ。
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最初はパリのダンサーたちの中に入って大丈夫かしら・・・と思っていた方も多かったのではと思いますが、何のその!可憐で詩的な踊りでお客様たちはもちろん、ダンサーたちの中でも愛すべきアイドル的な存在になっていたようです。(みんな「ジェーニャ!ジェーニャ!」と嬉しそうに呼んでいました)
オブラスツォーワが「三銃士」では彼女にぴったりの役を、「ロミオとジュリエット」では女優バレリーナぶりを披露、「薔薇の精」でもさすがマリインスキーのダンサーという優雅さで魅せてくれました。

Q:今回踊る演目の中で一番注目しているのは《フローラの目覚め》パ・ド・カトルと《別れ》です。
オブラスツォーワ:今回踊る《フローラの目覚め》は、実はまだDVDを見てそれぞれが練習している・・・という段階!でもこのボリショイ・バレエ芸術監督のブルラーカさんが復刻する作品は、きっと素晴らしいものになると思うので楽しみにしています。
《別れ》は、マリインスキー・バレエで踊っているスメカーロフが振付けてくれた作品です。今までとはまったく違う私を見てもらえると思います。少しびっくりしてしまうかも!期待していてくださいね!」

Q:一緒に踊るアレクサンドル・セルゲーエフのことをご紹介いただけますか?
オブラスツォーワ:彼は理想的なプリンスです。ハンサムなのは写真をご覧いただけば判ると思いますが、踊っていてもエレガントなので、役の中に入っていきやすい大切なパートナーです。クラシック作品はもちろん素晴らしいですが、彼の魅力が一番光るのはモダンだと思います。とてもシャープで洗練されていて、踊っていてインスピレーションを与えてくれるダンサー。特にラトマンスキーの《シンデレラ》では夢のような世界が広がります!
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Q:最近はモスクワのダンチェンコ劇場のゲストになったり、“エトワール・ガラ”に参加したり活躍の場が広がってきましたね。
オブラスツォーワ:私にとっていつも指導してくださる先生がいらして、私を待っていてくださるお客様がいるマリインスキーが自分の家、ホームベースであることに変わりはありません。でも、マリインスキーのほとんどのクラシック・バレエの役を踊りましたので、少しづつ新しい世界にも目を向けたいとも思ってきたのです。
ダンチェンコ劇場へのゲスト出演は、私が踊る舞台を見たフィーリンさんがもの凄い勢いで終演後楽屋に来て「きみにはダンチェンコで踊って欲しい、踊るべきだ!!!」と言って、あっという間に約束が決まってしまったんです。私自身、演じることをとても大事に考えているのでダンチェンコという舞台は嬉しいですし、イリ・キリアンを踊る機会もいただけて、私の可能性がどんどん広がっている気がします。
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夏休みはイタリアで野外ステージで行われるガラ公演で踊った後、海!に行くそう。
そこでリラックスして、充電してまた戻ってきてくれるのが楽しみです。

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