注目!「アンナ・カレーニナ」文庫本の帯にヴィシニョーワの写真が採用されています。
何だか読みたい!と気持ちが盛り上がりますね。
夏はもうそろそろ終わりですが、課題図書にいかがでしょう?
裏面には全国公演スケジュールがぎっしり!
今から来日が待ち遠しい!!
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2012年08月28日
注目!「アンナ・カレーニナ」文庫本の帯にヴィシニョーワの写真が!
2012年07月26日
白夜祭レポート(1)サンクトペテルブルグ マリインスキー劇場
夏本番!ギラギラ照りつける太陽が眩しい日々が続いています。
そこで少しでも涼をとっていただければ・・・と、6月に取材で訪れたマリインスキー劇場白夜祭のレポートを5回に分けてお送りします。
今日は、サンクトペテルブルグという街について・・・。
白夜なので、夜も11時ごろまでは明るいのですが、少しずつ日が暮れて、街を流れる多くの運河がオレンジ色の街灯が映るようになると、それはもう幻想的!
改めて、サンクトペテルブルグは“虜になる街”“虜にさせられる街”だということを実感。
街を歩いていると、街並みや運河、マカロン色の建物などが想像力をかきたてる“inspireされる街”なのです。これまでに観たオペラやバレエ、音楽、絵画、小説、漫画、さまざまな思い出が心の中によみがえってきます。
インタビューでも「サンクトペテルブルグが好き」「この街に憧れていた」というダンサーが多く、古き佳きものを守り続けている街=サンクトペテルブルグと、マリインスキー劇場には大きなつながりがあると、改めて認識しました。
トリビア(1)
サンクトペテルブルグは、ソ連時代にレニングラードと呼ばれていました。
(そもそも、マリインスキー・バレエはソ連時代に「キーロフ・バレエ」と呼ばれていたこともご存知でしょうか?)
今回「オールスター・ガラ」で上演される≪レニングラード・シンフォニー≫は、第二次世界大戦中にドイツ軍による900日間包囲と開放を描いています。(音楽はショスタコーヴィチの交響曲第7番です。)
初演ダンサーのひとりでもある名花ガブリエラ・コムレワは、現在マリインスキー・バレエで指導にあたっています。
ダンサーたちも誇りに思うサンクトペテルブルグという街、脈々と受け継がれるバレエという芸術に思いを馳せる時、この≪レニングラード・シンフォニー≫という作品の意義を強く感じるのです。
マリインスキー・バレエ 2012年来日公演
[公演日程]
《ラ・バヤデール》
□11月15日(木) 18:45 文京シビックホール
11月24日(土) 18:00 東京文化会館
11月25日(日) 14:00 東京文化会館
11月26日(月) 18:45 東京文化会館
《アンナ・カレニーナ》
□11月22日(木) 19:00 東京文化会館
□11月23日(金・祝) 14:00 東京文化会館
《白鳥の湖》
□11月17日(土) 18:00 文京シビックホール
□11月20日(火) 18:45 府中の森芸術劇場
□11月27日(火) 18:45 東京文化会館
□11月29日(木) 13:00 東京文化会館
□11月29日(木) 18:45 東京文化会館
《オールスター・ガラ》
□12月2日(日) 18:00 東京文化会館
→ 2012年日本ツアーオフィシャル・ホームページはこちら
2012年06月29日
岩田守弘 公開講座のお知らせ
お相手は舞踊評論家の守山実花さんです。
詳細は下記の通り。皆様、奮ってご参加ください!
「岩田守弘 ダンスの可能性を語る」
日 時:2012年7月26日 木曜日19:00〜20:30
場 所:新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター(申し込みは4階受付)
受講料:一般 3,990円 朝日カルチャーセンター会員 3,360円
講 師:バレエ評論家・舞踊文化研究家 守山実花
お申込み・お問合せ TEL 03−3344−1998
⇒WEBはこちらから
2012年06月28日
ニーナ・アナニアシヴィリによるグルジア国立バレエ団研修生&オーディション実施のお知らせ
アナニアシヴィリ自身が日本の有望なバレエ・ダンサーをオーディションし、グルジアで研修生として迎えたいという強い希望がありました。
そこで、アナニアシヴィリの来日期間中にオーディションを行い合格者はグルジアで研修生となります。
→ 詳しい情報はこちらよりご覧ください。
※応募要件などをよくご確認のうえ、ご応募ください。
ニーナ・アナニアシヴィリ & グルジア国立バレエ
≪白鳥の湖≫
2012年7月19日(木) 18時30分開演 東京文化会館
≪特別プログラム≫
2012年7月21日(土) 14時開演 東京文化会館
→ 詳しい公演情報はこちらから
2012年06月23日
【キャスト表】6/24(日)「白鳥の湖」[アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ]
白 鳥 の 湖 2 幕 4 場
音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
原振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
原台本 : ウラジーミル・ベギチェフ、ワシーリー・ゲリツェル
演出・台本改訂・振付改訂 : アレクセイ・ファジェーチェフ
衣装・装置デザイン : ヴャチェスラフ・オクネフ、ギガ・ラピアシヴィリ
照明デザイン : ポール・ヴィダー・シーヴァラング
指揮 : ダヴィド・ムケリア
管弦楽 : 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
≪出 演≫
オデット (白鳥の女王)/オディール (偽のオデット) : ニーナ・アナニアシヴィリ
ジークフリート王子 : デニス・マトヴィエンコ
悪魔 : ワシル・アフメテリ
王妃 (王子の母) : ニノ・オチアウリ
式典長 : ユーリー・ソローキン
パ・ド・トロワ (王子の友人たち) :アナ・アルブタシヴィリ
ニノ・マチアシヴィリ
ウィリアム・サントス
3羽の白鳥 : ショレナ・ハインドラワ
ニノ・サマダシヴィリ
エカテリネ・スルマワ
4羽の白鳥 : ヌツァ・チェクラシヴィリ
ニノ・マチアシヴィリ
アナ・アルブタシヴィリ
ニノ・マハシヴィリ
花嫁候補 : エカテリネ・スルマワ
アナ・アルブタシヴィリ
エカテリネ・マハチャシヴィリ
ニノ・サマダシヴィリ
ヌツァ・チェクラシヴィリ
ニノ・マチアシヴィリ
ナポリの踊り : テオーナ・アホバーゼ、ムルマン・キカリシヴィリ
ハンガリーの踊り : アリーサ・ボグダーノワ、ギオルギー・エルカニシヴィリ
スペインの踊り : ショレナ・ハインドラーワ、ヴェーラ・キカビゼ
オタル・ヘラシヴィリ、ダヴィド・アナネーリ
ポーランドの踊り (マズルカ) : タムタ・バフタゼ、 ラナ・カヴレリシヴィリ
ニア・ゲラゼ、 アナ・チモシェーンコ
マルハズ・メスヒヤ、 ズラブ・ダツキシヴィリ
モリス・メスヒヤ、ギオルギー・エルカニシヴィリ
【上演時間】 約2時間15分
【終演予定】 4:15p.m.
第1幕 (第1場・第2場) 55分 − 休憩 25分 − 第2幕 (第1場・第2場) 50分
*出演者は変更になる場合がございます。
*カーテンコールを含め、場内での写真撮影・録音・録画等は固くお断りいたします。他のお客様や出演者に迷惑となるこうした行為には多数の苦情が寄せ られています。これらの行為に対してはカメラや記録装置等の機材をお預かりし、フィルム、テープを無償提供いただきます。 また状況によりご退場いただくこともございます。公演会場でのマナーをぜひともお守り下さいますよう、改めてお願い申し上げます。
*客席内での携帯電話の使用も固くお断りいたします。客席内では、必ず電源をお切り下さい。
*音楽の余韻もどうぞお楽しみ下さい。
≪当日券情報≫
【販売時間】12:45
【販売席種】A席(僅少)、B席、C席(僅少)
【料金】 A¥16,000 B¥13,000 C¥10,000
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員 A¥15,000 B¥12,000 C¥9,000
ニーナ・アナニアシヴィリ & グルジア国立バレエ
≪白鳥の湖≫
2012年6月24日(日) 14時開演 東京文化会館
2012年6月27日(水)開演 東京文化会館
2012年7月19日(木) 18時30分開演 東京文化会館
≪特別プログラム≫
2012年7月21日(土) 14時開演 東京文化会館
→ 詳しい公演情報はこちらから
2012年06月13日
プレトニョフ指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団が来日。「白鳥の湖」を演奏&爆笑動画メッセージ
現在来日中のプレトニョフとロシア・ナショナル管弦楽団は6月15日(金)に東京オペラシティにて公演を行います。
本公演では「白鳥の湖」(プレトニョフ編纂)をお聴き頂けます!
バレエ・ファンも必聴!!ぜひ、お聴き逃しのないように。
そして…、、 漢字も少し読めるマエストロ・プレトニョフから日本語での動画メッセージが届きました!
かなり爆笑できるので、ぜひご覧ください。
プレトニョフ指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団 2012年日本公演
2012年6月15日(金) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール
ヴァイオリン:樫本大進
2012年6月23日(土) 14時開演 横浜みなとみらいホール
ピアノ:河村尚子

→公演の詳細はこちらから
2012年06月07日
「特別プログラム」から≪ビゼー・ヴァリエーション≫などの見どころを映像でご紹介![アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ]
ニーナ・アナニアシヴィリ & グルジア国立バレエ
≪白鳥の湖≫
2012年6月24日(日) 14時開演 東京文化会館
2012年6月27日(水) 18時30分開演 東京文化会館
2012年7月19日(木) 18時30分開演 東京文化会館
≪特別プログラム≫
2012年7月21日(土) 14時開演 東京文化会館
→ 詳しい公演情報はこちらから
2012年06月06日
「マルグリットとアルマン」に出演するワシル・アフメテリのインタビュー[アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ]
Q:ニーナさんと踊るアルマンは、やはり特別なものなのでしょうか?
A:ダンサーとしてさまざまな役を踊り、時間をかけて踊りこんでいくとその作品が好きか嫌いか、どちらかになるのですが、僕の中では「マルグリットとアルマン」のアルマンは最も大好きな役です。
まず作品としても個性的で素晴らしいですね。さらにニーナさんと共演できるということも特別なことです。彼女は英国ロイヤル・バレエからこの作品を踊る許可を与えられてから、初めて一緒に踊ったのが僕で、最後に踊るパートナーも僕だということを、とても誇りに思っています。
ニーナにとって、唯一のアルマンというわけですから…
最後というのは、とても寂しいことですが。
Q:アルマンという役のどういうところに魅力を感じるのでしょうか?
A:まず情熱的なところが共感できるところです。感情を思いきり表現できる役であるということが好きですね。さらに技術的な部分でも、僕の得意とするところを生かすことができる振付だと思います。僕はソロで踊るよりもパートナーと一緒に踊ることの方が好きなのですが、この作品はデュエットが多いところも魅力的に感じます。そのパートナーがニーナさんのような方だったらなおさらです。これはもう当たり前のことですが、ニーナさんはバレリーナとして素晴らしい方であるだけではなく、人間としても大きく、寛容で、尊敬に値する方です。私は彼女と同じステージに立っているということを生涯の誇りに思っています。
Q:ニーナさんの希望で、パートナーを踊られるわけですよね?そのように抜擢される理由をご自分ではどのように考えていらっしゃいますか?
A:第一に、ニーナさんがサアカシヴィリ大統領に懇願されてグルジア国立バレエの芸術監督になった時、僕はマケドニアのバレエ団で踊っていました。ニーナさんは就任するとすぐに、海外に出ているダンサーたちに声をかけて帰ってきて欲しいと連絡を始めました。僕も、もちろん断ることなどできませんから、すぐにグルジアに戻りました。帰ってきてしばらくは、ニーナさんと踊ることはありませんでした。僕はニーナさんがボリショイ・バレエ団からゲストとして招いたマリーヤ・アレクサンドロワさんと僕に2日間のリハーサルの後すぐに「ドン・キホーテ」を踊らせてくれました。2日間といっても、あまり時間もなく、ほとんどぶっつけ本番のような状態で舞台に立ったのです。僕はもちろん全力を尽くしましたが、その時から「ああ、これはニーナが僕を試しているな」と感じていました。ニーナさんと踊るようになったのは、2007年からです。
なんで私が選ばれたか…ということは自分自身を評価することになるので言いにくいことなのですが、ひとつだけ確かなことは、ニーナさんに信頼されている、ということだと思います。頼りにされるように、信頼というものは1日では築くことはできませんから、頼りにされるように僕自身も務めてきました。
Q:ニーナさんから直接言われたことで印象に残っている言葉はありますか?
A:これまでにいろいろなアドバイスをいただいてきました。僕たちダンサーにとって舞台というものは、試験でもありますし、レッスンの場でもあり、自分を磨いていく場です。ですから私は舞台でニーナさんから言葉でも言葉はなくても直接多くのことを教えてもらっています。さらに精神的な部分でもニーナさんは僕を支えてくれています。
ダンサーは人間です。ですから、言葉が無くても多くのことを感じさせ、考えさせることができます。僕はニーナさんと踊りながら毎回毎回少しずつででも成長しているように思います。多くを学べますし、それによって心が満たされたように感じます。
<動画メッセージ>
ニーナ・アナニアシヴィリ & グルジア国立バレエ
≪白鳥の湖≫
2012年6月24日(日) 14時開演 東京文化会館
2012年6月27日(水) 18時30分開演 東京文化会館
2012年7月19日(木) 18時30分開演 東京文化会館
≪特別プログラム≫
2012年7月21日(土) 14時開演 東京文化会館
→ 詳しい公演情報はこちらから
2012年05月17日
掲載情報:アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ
公演やグルジア紹介など写真も満載です!

2012年05月08日
“サガロベリ”の魅力!ニーナ・アナニアイシヴィリ&グルジア国立バレエ
サガロベリ・・・この作品は、ユーリー・ポソホフ氏がグルジア国立バレエ団のために振付けたもので、グルジアの音楽、グルジアの雰囲気、そして何よりもグルジア人の魂が込められており、世界的にも高い評価を得ています。とはいえ、グルジアの民族舞踊そのものでも、民族舞踊に似たものでもなく、トウシューズを履いた美しいバレリーナがたゆたうように踊るシーンからスタートします。
サガロベリという言葉は、礼拝時に歌われる歌(讃美歌)という意味。教会に所属している合唱団がア・カペラで歌うもので、司祭とともにミサを執り行う、主に捧げる言葉(歌)なのだそうです。バレエのサガロベリに使われている音楽は、サガロベリではありませんが“神に捧げるもの” “尊いもの”という精神性がベースになった作品。
3月16日ニーナ・アナニアシヴィリの舞台生活30年を祝う公演でも、大絶賛されたこの作品をお見逃しなく!
ニーナ・アナニアシヴィリ & グルジア国立バレエ
≪白鳥の湖≫
2012年6月24日(日) 14時開演 東京文化会館
2012年6月27日(水) 18時30分開演 東京文化会館
2012年7月19日(木) 18時30分開演 東京文化会館
≪特別プログラム≫
2012年7月21日(土) 14時開演 東京文化会館
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2011年12月24日
ダンサー・インタビュー(8)アレクサンドル・ヴォルチコフ[ボリショイ・バレエ]
クリスマス・ウィーク“イケメン・シリーズ”の締めは、アレクサンドル・ヴォルチコフ。
クラスレッスンの写真もアップしています!
それでは、皆さま! Merry Christmas!
ひげをはやしたヴォルチコフ。以前と違う雰囲気になった彼に、ずけずけと質問してしまいました。
「そんなことまで聞くんですか・・・」と戸惑いながらも、率直に答えてくれました。
クラスレッスンのひとこま。左後ろにはステパネンコの姿も!
Q:アエロフロート機内誌のインタビューで「6年間待ち続けるのは長かった」とおっしゃっていましたが、
その6年が過ぎ、実際に改修された劇場のメイン・ステージで踊られて、どのような印象を受けましたか?
A:正直に申し上げますと、私たちダンサーの楽屋がすべて変わってしまったのが残念です。
私たちは、それまでに積み重ねられた先人たちの悩みや情熱、涙、喜びから活力を得る必要があるのです。
しかし今のところ残念ながら、無味乾燥で、命のない壁ばかりで・・・ちょっと滅入ってしまいます。
でも客席は、以前の印象が蘇っていました。踊りながら客席を見ると、前から持っていた感覚が戻ってきました。
もちろん!すぐに!我々の力でこの劇場に魂を取り戻してやりたい、と強く思っています。
Q:6年でヴォルチコフさんご自身も大きく変わったかと思うのですが。。。
A:6年は、私たちダンサーにとって非常に長い時間です。キャリアの半分が過ぎてしまったかも・・・という焦りさえも感じます。
しかし、その6年の間、私は何もしていなかったわけではありません。
それは舞台を観ていただければお判りいただけるかと思うのですが。
Q:そうですね。正直にお話しますと、以前ヴォルチコフさんの踊りを拝見した時は、姿かたちは素晴らしいのだけれども、
心が震えるほど感動したか?と聞かれると、「いいえ。まあカッコよかったですけれども。」と答えたと思います。
A:ふふ(笑)。本当にはっきりご自分の考えてたことをおっしゃるのですね。
Q:でも、昨日「眠れる森の美女」を拝見しましたが、舞台からパッションが伝わってきて、作品の崇高さ、
それを求めることの素晴らしさを、ヴォルチコフさんの踊りから感じました。
A:そうですか。それは良かった。
Q:それはどうしてか・・・ということを知りたいのですが、例えばボリショイの「白鳥の湖」は、舞台で王子の成長ぶりを示しますよね。
この王子役を、最初に踊った時からその役についての考え方で変わったことはありますか?
A:最初の頃の私の王子役は、少年だったと思います。若くて健全。もしかすると、舞台上ではただの男の子だったかもしれません。
でも今でははるかに感情的で、自分自身でも興味深い役だと考えています。以前は、テクニック面ばかりが気になっていました。
若かったですから。何よりもこの役を踊れるにふさわしい力を持っていることをアピールすることが重要だと思っていました。
今では、より自信がついてきたことで、更に心を注入していく段階に入ったのです。
物語を導いていくソリストの表現は重要で、内側に何を、どんな心情を秘めているのか、ということが大切です。
そういったことすべてが、舞台上で明らかになる・・・と言っても良いでしょう。
要は、以前の僕は子どもで、精神的に大きく広がった、私も成長した・・・ということですね。
何だか自分のことをこのように話すのは、少し照れくさいのですが。
Q:ところで、2003年に「スパルタクス」のクラッスス役を初めて踊っていらっしゃいますが、
この役にはどのように取り組み始めたのでしょうか?
A:どの作品でも、先生はダンサーに新しい作品を教える時、まずはその人物の心にあるもの、内面についての話をします。
それから具体的な振りを覚え、再び、改めて演技を磨きます。
Q:そういった意味でも、クラッススは難しい役ですよね?
A:複雑な役ですが、僕の大切な大好き役です。どちらかというと、この役は僕にとって難しくはありませんでした。
性格的にあっているのか、クラッススの気持ちは僕の心にすっと入ってきました。
Q:複雑で、シーンによって心のありようが変わり、役作りは難しいですよね。弱さもあり傲慢さもあり・・・
A:そうですね。まさに、そこにこそ、この役の面白さがあるのです。
Q:そういう作品を作ったグリゴローヴィチさんってどんな人ですか?
A:どの作品についても、グリゴローヴィチさんに稽古をつけてもらえることは、とてもラッキーであると同時に、
大きな責任を伴います。いつもリハーサルに向かう時には、必ず予め最大限の準備をします。
彼は最初から最大限のものを要求してきますから。
彼は決まって「脚はハーフ(パワー)でやってみよう」と言うのですが、ダンサーたちはみな、
実際にはマックスパワーを求めているのだと理解している、といった具合です。
Q:怖い存在ですか?
A:ええ。若い時は、怖かったです。ただ、今では彼が私に対して、好意的に接してくれているのを感じていますから、
怖い・・・ということはなくなりましたが!
ボリショイ・バレエ 日本公演2012
会場:東京文化会館(全公演)
《スパルタクス》
2012年1月31日(火) 18:30
2012年2月1日(水) 18:30
2012年2月2日(木) 18:30
《ライモンダ》
2012年2月7日(火) 18:30
2012年2月8日(水) 18:30
《白鳥の湖》
2012年2月4日(土) 14:00
2012年2月9日(木) 13:00
2012年2月9日(木) 18:30
→ 詳しい公演情報はこちらから
→ インターネットでのチケット購入はこちらから
<東京以外の公演>
★:白鳥の湖 ◆:スパルタクス ◎:ライモンダ
★ 2012年1月27日(金)三重県文化会館大ホール
◎ 2012年1月28日(土) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
★ 2012年1月29日(日) アクトシティ浜松大ホール
◆ 2012年2月5日(日) 愛知県芸術劇場大ホール
◎ 2012年2月11日(土) 兵庫県立芸術文化センター大ホール
★ 2012年2月12日(日) 兵庫県立芸術文化センター大ホール
2011年09月06日
バレエショップ“シルビア”でチャリティ・オークション開催
7月に来日したばかりのアメリカン・バレエ・シアター(ABT)からは加治屋百合子、ステラ・アブレラ、
イザベル・ボイルストンなどが東日本大震災の被災者支援に協力してくれています!
サイン入りトウシューズやサイン入りフォト等が取り扱われており、
その収益はすべて復興支援の為 に寄付されます。
詳しくはシルビアのホームページをご覧ください。
http://www.galerie-sylvia.jp/hpgen/HPB/entries/23.html
2011年07月19日
バレエ用品“シルビア”でチャリティバレエオークションを開催
「シルビアチャリティバレエオークション」にて、サイン入りトウシューズやサイン入りフォト等が取り扱われており、その収益はすべて復興支援の為 に寄付されています。
貴重なコレクションを手に入れるチャンスでもあります。
詳しくは「シルビアのホームページ:
http://www.galerie-sylvia.jp/hpgen/HPB/entries/23.html
※チャリティバレエオークションはABT公演の開催期間中にも実施しております。
2011年05月18日
グルジア・バレエ団がチャリティ公演を実施。
ラトマンスキーが振付をした“夢の中の日本”を踊ります。

詳細はグルジア・オペラ・バレエ団の公式ページでご覧になれます。
http://www.opera.ge/eng/news.php?id=1041&menu=news&eventdate=2011-05-26
2011年03月18日
アンヘル・コレーラよりお見舞いの手紙が届きました。
皆さんの美しい国、日本を襲った地震の悲劇を前に、悲嘆にくれています。
今回の震災がもたらしたことに私は衝撃を受けましたが、同時に、日本の皆さんがこのような状況を、必ず克服できることを信じております。私はいつも皆さんのことを想い、祈っています。
夏に皆さんにお会いすることを心待ちにしております。
心から
アンヘル・コレーラ
2010年11月12日
【岩田守弘と日本バレエのスターたち】大成功!
岩田守弘がヨーロッパなどで活躍する日本人ダンサーたちに声をかけプロデュースした公演。
2010年11月10日付け毎日新聞で紹介された記事、下記URLでお読みいただけます。
⇒こちらから
2010年11月11日
岩田守弘出演の「回転木馬」掲載情報
2010年11月号『ミュージカル』

2010年12月号『TAKT』

公演の詳細は下記をご覧ください。
⇒ 回転木馬詳細ページへ
2010年10月04日
掲載情報[ボリショイ×マリインスキー合同バレエ]
岩田守弘のインタビューが掲載されました。

2010年09月13日
2010年09月01日
ダンサー紹介<3>ウリヤーナ・ロパートキナ
今日ご紹介するダンサーは、バレエ界の至宝ウリヤーナ・ロパートキナ!
先日まで写真展が開催され、彼女の懐かしい写真(パ・ド・カトルの写真も!)、リハーサルの様子を撮影したもの・・・など、ご覧になった方も多いことと思います。
これまでにロパートキナのことは、この【バレエ・ブログ】で何回もご紹介してきましたので、彼女の語る言葉の重み、バレエに対する思いの深さは皆さま、すでによくご存知のことと思います。
(彼女の言葉を紹介する時には、デスクに向かう広報担当者の背筋もなぜだかピンと伸びているような気がします!)
→2008年マリインスキー・バレエ公演時のダンサー紹介
→2006年マリインスキー・バレエ公演時のダンサー紹介
今回の上演演目も、彼女らしい、ロパートキナの崇高さを堪能していただけるクラシック作品が予定されています。
Q:「ジュエルズ」の“ダイヤモンド”は、2006年の来日公演でも感動的な舞台をお贈りくださったので、日本のお客様も楽しみにしています。
ロパートキナ: “ダイヤモンド”は、バランシン作品の中でもクラシック・バレエの美的センスが見事にまとめあげられた作品だと思います。ですからきっと私は、とても身近に感じるんですね!クラシックで育ってきましたから。
特にこの作品には、「白鳥の湖」や「ショッピニアーナ」、「バヤデルカ」などからの引用があるんですよ。ですから、とくにこの「ダイヤモンド」は私のクラシック・レパートリーのエッセンスといいますか、何か新しいものから刺激を受けたというよりは、私の踊ってきた役柄ぜんぶをぎゅっと凝縮したような作品だと感じています。
バランシンはグルジアで生まれ、ロシアで学び、アメリカに行った人です。
ですから、アメリカやその他の国のバレエ団のために作った作品でも、それを私たちが踊るとしっくりくるのです。ちょうど、ほかの誰かのために作ったドレスなのに、ぴったりとしわもなく体になじむような感じ・・・とでも言えば良いのかしら・・・。
以前、パリ・オペラ座にゲスト出演して“ダイヤモンド”を踊った時、ローラン・イレールが終演後、私のところにやってきて「今日、あなたの“ダイヤモンド”を観て、ようやくバランシンが何のためにこの作品を作ったのかが判ったよ」と言ってくれたんです。
この言葉は私にとってとても大切なものになりました!
Q:さらに、今回はマリインスキーとボリショイのバレリーナたちが共演する“パ・ド・カトル”が話題です!
ロパートキナ: “パ・ド・カトル”は、昔の古い絵葉書のような作品です。過去の偉大なバレリーナが4人が主役、私はマリア・タリオーニの役で出演します。ウェストの細い、トゥーシューズはないけれど、爪先立ちで軽やかに舞い飛ぶバレリーナが版画で描かれた古い絵葉書・・・という雰囲気の作品です。
白夜のペテルブルグ、夜の10時なのにまだ明るい、でも空気が澄んで気持ち良い中で、自宅のバルコニーからお茶を飲んでリラックスするのが好き!と話してくれたロパートキナ。
街全体が世界遺産になっているというサンクトペテルブルグの街並みと、彼女の繊細で静謐な踊りに、何か共通するものを感じます。
ぜひ世界遺産に認定したい(!)とも言われるロパートキナの舞い、お楽しみに。
2010年08月25日
ABTソリストの加治屋百合子、掲載情報
アメリカン・バレエ・シアター(ABT)ソリストの加治屋百合子のインタビュー記事が掲載されました。
⇒ asahi.comで記事をご覧いただけます。
2010年07月27日
バレエ専用のTwitterはじめました。
ジャパン・アーツ、バレエ公演の旬な情報をお届けいたします。
皆さん、ぜひフォローをお願い致します!
http://twitter.com/ja_ballet
2010年06月09日
魅惑のバレリーナ「ウリヤーナ・ロパートキナ」写真展

高嶋ちぐさ写真展
会場:ギャラリー・アートグラフ
〒104-0061 東京都中央区銀座2-9-14
(株)写真弘社 銀座サービスセンター内
TEL:03-3563-0372
期間:2010年8月16日(月)〜8月21日(土)
時間:10:00〜19:00
(日曜休館・最終日は17:00まで)
入場無料
2010年05月26日
バレエ ダンス事典発売されました。
監訳は鈴木晶さん、訳は赤尾雄人さん、海野敏さん、鈴木晶さん、長野由紀さんです。

表紙はマリインスキーのコール・ド・バレエです。
2010年04月09日
オンエア情報:岩田守弘
テレビ東京「ミューズの晩餐」
ゲストが人生を変えた音楽との出会いについて語る番組です。
バレエダンサーとしてこの番組に初出場するボリショイ・バレエのソリスト岩田守弘が選んだ曲は、歌劇「ファウスト」からワルプルギスの夜。 川井郁子さんのヴァイオリンで踊ります。
2010年03月23日
岩田守弘「芸術選奨文部科学大臣賞」を受賞、贈呈式が行われました。
この賞は、文化庁が毎年芸術分野において優れた業績をあげ、顕著な活躍をみせたアーティストなどに贈られるものです。
⇒平成21年度芸術選奨 受賞者
≪岩田守弘のコメント≫
“このような晴れがましい賞をいただき、本当に嬉しく思っています。今年はモスクワに行きちょうど20年、という節目の年ということもあり、今まで学んできたこと、経験してきたことを思い出すことが多いのです。その中でますますバレエという芸術の素晴らしさを感じています。これからも、自分に何ができるか、何をしていきたいか、さらに何を求められているかを問い続けながら、精進していきたいと思います。
これまで支えてくださった方々に心から感謝申し上げますとともに、これからも叱咤激励いただきますようお願い申し上げます。”
2010年03月13日
3/12「ロミオとジュリエット」レポート[アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ]
何度観てもラスト・シーンで涙してしまう、そんな感動の来日公演も残すところ明日14日のみとなってしまいした。
ニーナとウヴァーロフ、そして岩田守弘の渾身の演技を是非ご覧下さい!!
会場でお待ちしております!

<手前は岩田守弘、記念撮影に応じているところ。
奥にはカーテンコール中のニーナとウヴァーロフが>
ロミオとジュリエットでは吟遊詩人と道化で大活躍の彼をキャッチ!

<カザフスタン出身のヤサウイ・メルガリーエフ
たくさんお客さまから『あの日本人は誰??』と、お問い合わせを頂いてました。>

<グルジアのクルーから取材を受けるウヴァーロフ>
2010年03月12日
岩田守弘が「芸術選奨文部科学大臣賞」を受賞。
岩田守弘(ボリショイ・バレエ ファーストソリスト)が、平成21年度「芸術選奨文部科学大臣賞」を受賞することになりました。
この賞は、文化庁が毎年芸術分野において優れた業績をあげ、顕著な活躍をみせたアーティストなどに贈られるものです。
⇒平成21年度芸術選奨 受賞者
一昨年前に行われた「ロシア国立ボリショイ・バレエ」日本公演での踊りなどの他、最近では振付のジャンルでも意欲的に活動しています。
普段はロシア・モスクワに住む岩田守弘ですが、ちょうど今「アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ」公演にゲスト出演するため帰国中です。
≪岩田守弘のコメント≫
“このような晴れがましい賞をいただき、本当に嬉しく思っています。今年はモスクワに行きちょうど20年、という節目の年ということもあり、今まで学んできたこと、経験してきたことを思い出すことが多いのです。その中でますますバレエという芸術の素晴らしさを感じています。これからも、自分に何ができるか、何をしていきたいか、さらに何を求められているかを問い続けながら、精進していきたいと思います。
これまで支えてくださった方々に心から感謝申し上げますとともに、これからも叱咤激励いただきますようお願い申し上げます。”
2010年02月10日
グルジアで見たニーナ(1)[アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ]
ニーナ!と言えば、ハッピーオーラをステージいっぱい、客席いっぱいにふりまいてくれる永遠のバレリーナですが、今日はニーナの優しくも厳しい一面をご報告!
ニーナが、多くの共演ダンサーに慕われ、世界中のファンから愛されていることは、いろいろなところで語られています。「ダンスマガジン1月号」でもウヴァーロフが「彼女(ニーナ)のことを悪く言う人はいない」と話していますし、岩田も自身のブログの中で「ニーナの踊りには彼女の人間性が溢れ出ていて尊敬している」と書いています。私たちスタッフもニーナのことは大好きで、昨年ABTを引退するとき、(本人の)誕生日、(娘エレーナちゃんの)誕生日・・・と何かにつけメッセージを送っています。
≪↑グルジアで発行されている「バレエ・マガジン」
ジャパン・アーツから送ったメッセージカードが掲載されていました。嬉しいですね!≫
でも、リハーサルや練習、となるとニーナは豹変!
バレエ団のクラスレッスンに参加していても、ひとりひとりの動きが気になるらしく、自分のレッスンそっちのけでメンバーを指導。だんだん自分のレッスンは後回しになって腕の角度や、首のライン、頭の位置、脚を上げる方向などを細かくチェックしているうちに・・・ついには「鏡に映っているダンサー」にまで注意していたそう!
そして「ロミオとジュリエット」のゲネプロの後、サーベルの使い方を聞きにきたダンサーにも、そのダンサーが納得するまでつきあっていました。サーベルなんて・・・ニーナは舞台の上で使ったことはないと思うのですが、それまでの舞台経験、共演したダンサーの動きで感じたことなど、すべての知識を惜しげなく伝えていました。
親身で、熱心で、一生懸命なニーナ!
そんな姿にひっぱられ、励まされ、充実した雰囲気がカンパニー全体に広がっていました。
2009年08月21日
岩田守弘、朝日カルチャーセンター
8月18日は朝日カルチャーセンターで公開講座を行いました。
講座にはたくさんのお申込があり、当日は満席。大盛況でした!
講師には守山実花さんを迎え、最初こそ緊張した様子の岩田さんでしたが、会場の雰囲気もよく最後まで楽しくお話ができたようです。
講座の様子を少しですがお届けします。
始めに、守山さんからバレエを始めたきっかけについて聞かれました。
「お姉ちゃんがバレエをやっていました。そこで発表会を観に行って僕もやりたいな、っと思いました。
父はロシア人のワルラーモフ先生にバレエを習っていて、その影響で小さい頃からいろいろなバレエをビデオで見てました。その中でもロシア・バレエを見る機会は多かったですね。バリシニコフとか、ワシーリエフはとても好きでした。高校生ぐらいの歳で見た“スパルタクス”のムハメドフにはとても感動しました。」
岩田さんはその後、19歳でバレエ学校に入学。当時はボリショイ・バレエ入団を意識していなかったと言います。ボリショイ劇場に入りたいと思うのは現在で言うと“宇宙に行こう”と思うぐらい特別な存在だったそう。
と、ここでお父様について
「日本では当時、男の人が“バレエ?”“タイツを履くんでしょ?”という時代だったので、やっぱり父は変わり者だったんですよね。そうですよね??」と、皆さんの笑いもしっかりとります。
守山さんからはこんな質問も。
「やはり先生との出会いは大事だと思うのですが、はっとさせられた経験ってありますか?」
「グリゴローヴィチが凄いですね。彼はロシアの黄金時代を築き上げた人です。
何が凄いって。。。
凄いんですよ!言葉では言い表せないんです。」
「振付けと言えば、岩田さんも最近では振付家としても活躍してらっしゃいますね。」と守山さん。ロシアでは日本の要素を取り入れた“魂”という舞台が上演されました。
「“魂”の時は若くてとてもいいダンサーを選びました。皆とても才能があって素晴らしくて僕のお願いする事を忠実に表現してくれてました。
僕の作品をいつか日本で披露することができたらな、と思ってます。
その時はぜひ、皆さん観に来て下さいね!」
そして、とても印象的だったお話が劇場の“幕”についての事でした。
「その日の公演が上手くいき、お客さんが盛り上がった時は“幕”がいつもよりずっしりと重く見えるんです。しかし、自分が上手くできたな、と思っている時でもお客さんが盛り上がらなかった日は“幕”が軽くペラペラした感じに見える。
でも、それはお客さんが悪いのではなくて盛り上げられなかった僕たちに責任があるのです。」
そして心に響くこんな一言も。
「僕は踊っているのが好き。本当に好きなんです。」
心の底からバレエを好きな気持ちがこちらにも強く伝わってきて、皆さんとても感動している様子でした。
最後まで、本当に心が温かくなるような講座となりました。
2009年08月13日
岩田守弘、チャコットで公開講座
8月10日から3日間渋谷のチャコットで行われた岩田守弘による公開講座が無事終了しました。
バレエ基礎と応用ですが、基礎を中心にレッスン生たちに教えていきました。
最初は緊張した面持ちだったレッスン生たちも3日目にはリラックス。ストレッチの時には楽しそうに会話をしていました。
「身体を固くしないで、柔らかく柔らかく」
「なぜ、いつも顎を上げるか分かる?
そうすると首が柔軟に動いて、演技をするときに顔の表情が作りやすくなるんだよ。」
みんな真剣に耳を傾けていました。
「そうそう!上手。いいね!」と声をかけます。その時のレッスン生の顔はとても嬉しそうでした。
最後にレッスン生はどうでした?と聞くと、
「いやぁ、本当にみんな上手でびっくりしちゃったよ!みんな頑張ってた。」笑顔でうんうんと頷きながら納得のいった講座だった様子。
日本の子供たちと触れ合えて嬉しそうな岩田守弘でした。
2009年08月11日
岩田守弘来日、バレエ・アステラスに参加!
海外で活躍する日本人ダンサーが迎えられ、その一人に岩田守弘が選ばれました。

日本でも「モリ!」と呼ばれ、沢山の友達や知り合いと楽しそうに過ごしていたのが印象的でした。
今回は≪サタネラ≫のパ・ド・ドゥを披露。舞台へ元気に飛び出した姿を見て思わず笑顔に。ボリショイ・バレエの来日公演で見せたテクニックと演技力は健在!パートナーは岩田唯起子さん、お姉さんです。

お姉さんともとても仲良し。さすがに息がピッタリでした。

写真はリハーサルの様子。
決めポーズの後、息を切らせながら大きな声で「疲れたー!」と一言。会場の笑いを取る・・・
いやいや、会場を和やかにするのも忘れない岩田守弘でした。
引き続き、滞在中の様子をレポートしますのでお楽しみに!

左から、同級生の小嶋直也さんと元ボリショイ・バレエ ダンサーのムハメドフ。(8/10に公演があるそうで東京に滞在中。)かつてのスター・ダンサーに会えて嬉しそうでした。
2009年07月10日
DVD情報[岩田守弘 プロフェッショナル]
2008年12月、NHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で岩田守弘が特集され、その放送内容がDVDで発売されています。
見逃した方はぜひチェックしてください。
「バレエダンサー 岩田守弘の仕事 悔しさを、情熱に」
世界最高峰と言われるバレエ団、ロシア・ボリショイバレエ団で活躍する日本人ダンサー、岩田守弘。旧ソ連を除いて、外国人ソリストは岩田ただ1人だ。岩田は166センチと小柄なため、主役の王子役は踊れない。そこで、高い技術力と表現力をもって、道化や悪魔などの個性的な役で圧倒的な存在感を示す。祖国から遠く離れたロシアの地で逆境を乗り越え、道を切り開いた激動の人生。引退もちらつく38歳、その新たな挑戦に密着する。
※画像をクリックでNHKのオンラインショップへ
税込み¥3,675
本編43分+特典29分
発行・販売:NHKエンタープライズ
2009年07月09日
2009年06月30日
岩田守弘、夏休み特別講座のお知らせ
詳しい情報は下記画像をクリックしてPDFからご覧下さい。

⇒岩田守弘の詳しいプロフィールなどはこちらから
2009年06月02日
岩田守弘さんに勲章
「ロシアの文化交流の発展に貢献した」として“友好勲章”を授与されました!
⇒詳しいニュースはこちらから
⇒岩田さんのブログ
岩田さんの活躍にますます期待が高まります!

2009年05月18日
岩田守弘、公開講座のお知らせ[バレエ・ニュース]
ボリショイ・バレエのソリストとして活躍する岩田守弘が、
朝日カルチャーセンターで公開講座を行います。 皆さま、ぜひご参加ください!
日 時 2009年8月18日 火曜日 19:00〜20:30
受講料 会員3,360円 一般3,990円(税込み・入会不要)
場 所 新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター(申し込みは4階受付)
お申込み・お問合せ:TEL 03-3344-1998(直通) ⇒WEBはこちらから
★詳しい情報はこちらから [PDFが起動します]
2009年04月27日
掲載情報[ザハーロワ、マリインスキー]
“ザハーロワのすべて”の公演情報が掲載されました。
2009年6月号『ダンス・マガジン』
表紙はイワン・ワシーリエフ。
マリインスキー国際バレエ・フェスティバルの速報と
グルジア外務大臣夫人として来日したニーナ・アナニアシヴィリの様子も掲載されました。

2009年04月09日
セルゲイ・ヴィハレフによる復元版「コッペリア」世界初演レポート
3月12日(木)、ボリショイ劇場新館で「コッペリア」の初演が行われました。
セルゲイ・ヴィハレフといえば、マリインスキーでダンサーとして活躍した後、「バヤデルカ」「眠りの森の美女」「フローラの目覚め」の初演当時のプティパ版を復元したことで知られています。今回は、ボリショイ劇場での初仕事です。
会場には、アレクサンドロワの旦那様&お母様、コバヒーゼのお母様、ニコライ・ファジェーチェフ先生(あのアレクセイ・ファジェーチェフのお父様)、フィーリン夫妻の姿も!
コバヒーゼのお母様にご挨拶したら、「ザハーロワ・ガラで、ジゼルと・・・マグリットマニアを踊るのよね?」と、お母様まで演目を把握していらっしゃってびっくり!
初日を飾った主役ペアは、マリーヤ・アレクサンドロワとルスラン・スクヴォルツォフ。
アレクサンドロワが素晴らしいことは・・・言うまでもないですね。キトリを踊る時とは違い、もう少し柔らかくチャーミング。瞳を輝かせながら麦の穂を鳴らす姿が、とても可愛らしいんです!彼女の溌剌としたステップが持つ表現力の豊かさには、本当に圧倒されます。
スクヴォルツォフは、イケメンながら、お茶目でとぼけたフランツを魅力たっぷりに好演。2幕では、ボリショイ随一の芸達者ゲンナジー・ヤーニン扮するコッペリウスと息の合った演技でテンポよくお話を進めます。そして3幕のヴァリエーションでは踊りの本領発揮!軽やかで正確な美しい足さばき、長身を活かしたのびのびとした踊りは、見ていて大変心地が良いものです。
「コッペリア」第1幕では、マズルカとチャルダッシュの2つのキャラクターダンスがあります。ここはさすがのボリショイ!アンナ・アントロポーワやマリーヤ・イスプラトフスカヤを筆頭に、魂のこもった“生きたキャラクターダンス”を披露してくれました。
そして第3幕では、美しい24人の女性アンサンブルによる「時のワルツ」の後、「曙」でエカテリーナ・クリサノワ、「祈り」でネッリ・コバヒーゼが登場。クリサノワは、持ち前の暖かく明るい踊りで、希望に満ちた新しい1日の始まりを表現。コバヒーゼは、けして派手ではないスローテンポの曲を、しっとりと丁寧に踊り、私達の心をす〜っと穏やかにしてくれるような優しい癒しの時間を客席にもたらしてくれました。
このプティパ&チェケッティによる「コッペリア」の魅力は、なんといっても田舎町のほのぼのとした暖かい雰囲気。
派手に大砲を打ち鳴らすような作品ではないので、一見地味(?)にも見えてしまいがちですが、そこは世界に冠たるボリショイ・バレエ!
端から端まですべてにおいて質の高いパフォーマンスで、“魅せる「コッペリア」”を堪能させてくれました。

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