2011年11月18日

ボリショイ劇場【現地取材レポート1】[ボリショイ・バレエ]

ボリショイ劇場は、やはり偉大で優雅。
広場にまるで神殿のようにそびえたつボリショイ劇場。ローマ時代を彷彿とさせる外観を仰ぎ、今日は午前10時から行われるクラスレッスン(基礎レッスン)そして、ゲネプロ(直前リハーサル)を見学しました。
本館(復活した歴史的ボリショイ劇場)と新館をつなぐ建物にあるレッスン室では、本番の前日でも、当日でも、はてまた明日であろうと、クラスレッスン(基礎練習)が日々粛々と行われます。
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それは、ダンサーたちが自分の身体と対話しコンディションを確かめるとともに、厳しい先生の目によって指導を受ける場。今回見学したアキーモフ先生のクラスレッスンは、基本中の基本をしっかり押さえるもの。つま先までを十分にウォームアップしながら、回転やジャンプなどでは身体の軸を確実に意識できるように組まれています。舞台ではないのに、バレエの音楽性、素晴らしさを満喫。
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急遽、ボリショイ劇場のイクサーノフ総裁、フィーリン芸術監督による記者会見が、イタルタス通信で行われると聞き参加。
グリゴローヴィチの改訂演出により上演される「眠れる森の美女」について、劇場に直結した地下鉄の騒音についてなど、活発な質疑応答が行われます。
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記者会見を途中で退席してフィーリン監督と「眠れる森の美女」のゲネプロへ。出産を経て劇場とともに復活したザハーロワ、そして初のアメリカ人プリンシパル・ダンサーとして入団したデイヴィッド・ホールバーグ。照明、小道具の扱い方、そして主役の二人はオーケストラとのテンポを入念にチェック。
バレエ公演のこけら落としとあって、全国からマスコミ、カメラマンが殺到しているにもかかわらず、客席1階は「関係者以外立入禁止」。グリゴローヴィチが舞台の仕上げ段階を大切にしたいと、報道陣をシャットアウトしてゲネプロはスタート。
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85歳を迎えるとは思えないほど、エネルギッシュに注意を飛ばすグリゴローヴィチ。いろいろな指示を出している間に、音楽を歌いだし、自ら踊りながらボリショイの心を伝えます。フィーリン芸術監督は、その後ろにしっかりとひかえ、必要なところに指示を出すために、精力的に動きます。最初はジャケットを着ていたのに、半そでのポロシャツで動き回るフィーリン。

ゲネプロが終了した後も、ソリストたちが舞台で踊ったり、小道具をチェックしたり、とにもかくにも明日に向けて、一丸となっているバレエ団の姿は「ボリショイ・バレエここにあり!」と、明日のこけら落とし公演の大成功を予感させてくれています。
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明日は劇場の大道具、衣装などを制作している工房などを見学する予定です。


posted by JapanArts at 14:40 | ボリショイ・バレエ2012>レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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