2010年09月01日

ダンサー紹介<3>ウリヤーナ・ロパートキナ

今日ご紹介するダンサーは、バレエ界の至宝ウリヤーナ・ロパートキナ!
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先日まで写真展が開催され、彼女の懐かしい写真(パ・ド・カトルの写真も!)、リハーサルの様子を撮影したもの・・・など、ご覧になった方も多いことと思います。
これまでにロパートキナのことは、この【バレエ・ブログ】で何回もご紹介してきましたので、彼女の語る言葉の重み、バレエに対する思いの深さは皆さま、すでによくご存知のことと思います。
(彼女の言葉を紹介する時には、デスクに向かう広報担当者の背筋もなぜだかピンと伸びているような気がします!)
2008年マリインスキー・バレエ公演時のダンサー紹介
2006年マリインスキー・バレエ公演時のダンサー紹介

今回の上演演目も、彼女らしい、ロパートキナの崇高さを堪能していただけるクラシック作品が予定されています。
Q:「ジュエルズ」の“ダイヤモンド”は、2006年の来日公演でも感動的な舞台をお贈りくださったので、日本のお客様も楽しみにしています。
ロパートキナ:
“ダイヤモンド”は、バランシン作品の中でもクラシック・バレエの美的センスが見事にまとめあげられた作品だと思います。ですからきっと私は、とても身近に感じるんですね!クラシックで育ってきましたから。
特にこの作品には、「白鳥の湖」や「ショッピニアーナ」、「バヤデルカ」などからの引用があるんですよ。ですから、とくにこの「ダイヤモンド」は私のクラシック・レパートリーのエッセンスといいますか、何か新しいものから刺激を受けたというよりは、私の踊ってきた役柄ぜんぶをぎゅっと凝縮したような作品だと感じています。
バランシンはグルジアで生まれ、ロシアで学び、アメリカに行った人です。
ですから、アメリカやその他の国のバレエ団のために作った作品でも、それを私たちが踊るとしっくりくるのです。ちょうど、ほかの誰かのために作ったドレスなのに、ぴったりとしわもなく体になじむような感じ・・・とでも言えば良いのかしら・・・。
以前、パリ・オペラ座にゲスト出演して“ダイヤモンド”を踊った時、ローラン・イレールが終演後、私のところにやってきて「今日、あなたの“ダイヤモンド”を観て、ようやくバランシンが何のためにこの作品を作ったのかが判ったよ」と言ってくれたんです。
この言葉は私にとってとても大切なものになりました!
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Q:さらに、今回はマリインスキーとボリショイのバレリーナたちが共演する“パ・ド・カトル”が話題です!
ロパートキナ: “パ・ド・カトル”は、昔の古い絵葉書のような作品です。過去の偉大なバレリーナが4人が主役、私はマリア・タリオーニの役で出演します。ウェストの細い、トゥーシューズはないけれど、爪先立ちで軽やかに舞い飛ぶバレリーナが版画で描かれた古い絵葉書・・・という雰囲気の作品です。
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白夜のペテルブルグ、夜の10時なのにまだ明るい、でも空気が澄んで気持ち良い中で、自宅のバルコニーからお茶を飲んでリラックスするのが好き!と話してくれたロパートキナ。
街全体が世界遺産になっているというサンクトペテルブルグの街並みと、彼女の繊細で静謐な踊りに、何か共通するものを感じます。
ぜひ世界遺産に認定したい(!)とも言われるロパートキナの舞い、お楽しみに。

posted by JapanArts at 19:13 | バレエ・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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