2010年02月25日

2/24名古屋公演レポート[アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ]

「アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ」公演が名古屋でスタートしました。
第一幕が終わったところからブラボーの声、第二幕のマキューシオが死んでしまうところでは客席が静まりかえった後に沸きあがる拍手、最後に幕が下りると客席は歓声に包まれました。
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<カーテンコール>

圧巻だったのは、やはりニーナ!
ロミオと出会い心がときめいている様子(この時、舞台の中央から走っていってウヴァーロフの胸に飛び込むところが、凄い勢いで客席中がどよめきました!)、切々と両親に婚約者のパリスとは結婚したくない・・・と訴える姿、牧師さんからもらった薬を手に逡巡し決心するところ、そしてロミオの死を知り絶望する顔・・・どのシーンも心に深い印象を残して、一夜明けた今でもフラッシュバックします。
当然のようにテクニックは完璧(ニーナ自身、以前と踊りをまったく変えていない、と話していました)ですが、今回の「ロミオとジュリエット」の舞台はテクニックを超えた素晴らしさが究極の形で堪能できる、「ロミオとジュリエット」の世界に浸りきれるステージです。
そしてウヴァーロフは、こんなに情熱的な彼を見たことがない・・・と思ってしまうほど。両家の争いをとめようとするロミオが、親友のマキューシオが殺されて見せる眼!ジュリエットと新しい平和な未来を誓う純粋さ、死んでしまったジュリエットを高々とリフトするときの哀しさ・・・舞台の上でロミオを生きて、死んでいった・・・という言葉がぴったりでした。
終演後、ウヴァーロフ自身が「ニーナに本当に感謝している。自分自身でもこんな風に踊れるとは思っていなかった。実際に青春時代に戻ったように錯覚してしまった」と話していました。
そして、マキューシオを初めて踊った岩田守弘は、死んでいく場面が哀れで壮絶で、客席から鼻をすする音が・・・。苦しい様子を見せまいと死にながら踊るシーンがあるからこそ、次にあんなに穏やかだったロミオがティボルトを刺してしまう・・・この舞台に説得力を持たせ、深めていく演技。この姿も一度見たら忘れることができないでしょう。
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<岩田守弘(マキューシオ)終演後に舞台裏で>
他にも、ティボルトを演じたバフターゼの冷徹な雰囲気、ジュリエットの友人を踊ったカンデラキの美しいポーズと高いジャンプ。
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<パリス役のワシル・アフメテリ>
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<ジュリエットの友人役にラリ・カンデラキ(一番右)>

バレエの魅力を存分に堪能しながらも、いっきにその舞台に入りこんでしまう・・・「ロミオとジュリエット」の真髄!と言っても過言でではない舞台。
どうぞご期待ください。


 ニーナ・アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ
◆「ロミオとジュリエット」<全3幕>≪上演時間:約3時間(休憩含む)≫
★「ジゼル」<全2幕>」≪上演時間:約2時間15分(休憩含む)≫

◆2月26日 (金) アクトシティ浜松大ホール <問合> 浜松市文化振興財団 (053)451-1114
◆2月28日 (日) びわ湖ホール <問合> しがぎん経済文化センター (077)526-0005 
3月3日 (水) 19:00 東京文化会館 (上野)
◆3月5日 (金) 18:30 東京文化会館 (上野)
3月7 (日) 兵庫県立芸術文化センター <問合> ytvバレエ公演事務局 06-6375-7410
3月10日 (水) 19:00 ゆうぽうとホール (五反田)
◆3月12日 (金) 18:30 ゆうぽうとホール (五反田)
◆3月14日 (日) 15:00 ゆうぽうとホール (五反田)

チケットの購入、詳しい情報はホームページへ
http://www.japanarts.co.jp/html/2010/ballet/georgia/



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