プロコフィエフ作曲
原振付:レオニード・ラヴロフスキー
改訂振付:ミハイル・ラヴロフスキー
≪第1幕≫
キャピュレット卿の家臣たちが酒場で娘たちと騒いでいると、キャピュレット家と対立するモンタギュー家の家臣たちが来て、喧嘩が始まり、それはやがて闘いになる。
≪左がキャピュレット家、モンタギュー家≫
その中にはモンタギュー卿の甥ベンヴォーリオとキャピュレット卿夫人の甥ティボルトもいる。キャピュレット家とモンタギュー家は昔から憎しみ合っているのだ。
その時、警鐘が鳴り響き、そこにヴェローナの太守が現れ争いをやめさせ「ここでは何人たりとも武器を使ってはならない」という布告を読み上げる。
その頃、キャピュレット卿の館では舞踏会の準備が進められている。
キャピュレット家の娘、ジュリエットは乳母とふざけいながらなかなかドレスを着ようとしない。
≪乳母とはしゃぐ少女のようなジュリエット≫
そこに母親のキャピュレット卿夫人が現れ、太守の親戚パリスがジュリエットに結婚を申し込んでいることを伝える。
いよいよ舞踏会が始まり、着飾ったゲストやパリスがやってくる。
ロミオの友人、ベンヴォーリオとマキューシオは、キャピュレット家を偵察に仮面をつけて舞踏会に潜り込むことを決める。
≪左からベンヴォーリオ、ロミオ、マキューシオ≫
≪ジュリエットと婚約者のパリス≫
舞踏会でロミオはジュリエットを一目見て虜になり、彼女に魅了されたことを伝える。ジュリエットもロミオから目が離せなくなり、2人は一瞬で恋に落ちる。
舞踏会が終わった後、ジュリエットは乳母から「彼はキャピュレット家の公然の敵、モンタギュー家のロミオ」と、教えられる。
その夜、ジュリエットはバルコニーに出て、ロミオのことを考えていると、月の光に照らされた庭の中にロミオの姿を見つける。彼はジュリエットに会いにきたのだった。ふたりは互いに恋をしていることを告白し合う。
≪第2幕≫
ヴェローナの広場。乳母がロミオにジュリエットからの手紙を渡す。
ロミオは受け取った手紙を胸に当てる。ジュリエットは彼の妻になりたいと願っているのだ。
ローレンス神父の庵で、秘密の結婚式が執り行なわれる。新郎新婦はロミオとジュリエットだ。
≪神父はこの結婚が両家の数百年にわたる憎しみを終わらせることを願っている≫
ヴェローナの祭りでのこと、そこにはキャピュレット家とモンタギュー家も参加している。
そこでも両家は争いごとを始め、横暴なティボルトはマキューシオを殺してしまう。
理性を失ったロミオはティボルトを刺し、親友の敵討ちを果たす。そこにキャピュレット卿夫妻が駆けつけ、甥の死を嘆き悲しむ。ヴェローナの太守はロミオを永久にヴェローナから追放すると宣言する。
≪第3幕≫
翌朝。ロミオはジュリエットの部屋にいるが、すぐに町を出なければならない。ロミオはを最後にジュリエットを抱きしめてその場を去っていく。
その後すぐにジュリエットの両親が乳母とパリスとともに現れ、ジュリエットと結婚させようとするが、ジュリエットは拒んでしまう。両親は娘に激しく責め、キャピュレット卿は娘を家から追い出すと言い放つ。
≪ジュリエットの父は決して許してくれなかった≫
ジュリエットは悲しみのあまりローレンス神父のもとへ行き、助けを乞う。神父はジュリエットが絶望しているのを見てはいられず、望まない結婚を避ける方法を思いつく…。
それは 『ジュリエットは神父からもらった眠り薬を飲む。翌朝、ジュリエットを起こしにきた両親は薬で仮死状態になった彼女を死んだと思い込むはずだ。そしてジュリエットはキャピュレット家の納骨所に安置されるだろう。そこに、神父からすべてを聞いたロミオが、彼女を連れて町を出る。』という計画だ。
翌朝、キャピュレット卿の娘が亡くなったという知らせが町中を駆け巡る。
ロミオの従者がこの知らせを、ローレンス神父の使いよりも先にロミオに伝えてしまう。悲しみにうちひしがれたロミオは急いでヴェローナへ向かう。
ジュリエットの葬儀。
弔問客が帰る頃、ロミオが入ってくる。ジュリエットが死んだと思っているロミオは、彼女の棺の前で絶望のあまり毒薬を飲み、息絶える。
眠りから覚めたジュリエットは、ロミオが死んでいることに気付き、ためらうことなく自分の胸を短剣で刺し、ロミオの後を追う。
その後、モンタギュー家とキャピュレット家は、子供たちの死によって敵意を捨て、互いの手を取り合う。
愛の力は、ふたつの名家が抱き続けた憎しみよりも強いということが証明されたのだった。


