2009年08月21日

岩田守弘、朝日カルチャーセンター

8月18日は朝日カルチャーセンターで公開講座を行いました。
講座にはたくさんのお申込があり、当日は満席。大盛況でした!
講師には守山実花さんを迎え、最初こそ緊張した様子の岩田さんでしたが、会場の雰囲気もよく最後まで楽しくお話ができたようです。
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講座の様子を少しですがお届けします。
始めに、守山さんからバレエを始めたきっかけについて聞かれました。
「お姉ちゃんがバレエをやっていました。そこで発表会を観に行って僕もやりたいな、っと思いました。
父はロシア人のワルラーモフ先生にバレエを習っていて、その影響で小さい頃からいろいろなバレエをビデオで見てました。その中でもロシア・バレエを見る機会は多かったですね。バリシニコフとか、ワシーリエフはとても好きでした。高校生ぐらいの歳で見た“スパルタクス”のムハメドフにはとても感動しました。」
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岩田さんはその後、19歳でバレエ学校に入学。当時はボリショイ・バレエ入団を意識していなかったと言います。ボリショイ劇場に入りたいと思うのは現在で言うと“宇宙に行こう”と思うぐらい特別な存在だったそう。
と、ここでお父様について
「日本では当時、男の人が“バレエ?”“タイツを履くんでしょ?”という時代だったので、やっぱり父は変わり者だったんですよね。そうですよね??」と、皆さんの笑いもしっかりとります。

守山さんからはこんな質問も。
「やはり先生との出会いは大事だと思うのですが、はっとさせられた経験ってありますか?」
「グリゴローヴィチが凄いですね。彼はロシアの黄金時代を築き上げた人です。
何が凄いって。。。
凄いんですよ!言葉では言い表せないんです。」
「振付けと言えば、岩田さんも最近では振付家としても活躍してらっしゃいますね。」と守山さん。ロシアでは日本の要素を取り入れた“魂”という舞台が上演されました。
「“魂”の時は若くてとてもいいダンサーを選びました。皆とても才能があって素晴らしくて僕のお願いする事を忠実に表現してくれてました。
僕の作品をいつか日本で披露することができたらな、と思ってます。
その時はぜひ、皆さん観に来て下さいね!」
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そして、とても印象的だったお話が劇場の“幕”についての事でした。
「その日の公演が上手くいき、お客さんが盛り上がった時は“幕”がいつもよりずっしりと重く見えるんです。しかし、自分が上手くできたな、と思っている時でもお客さんが盛り上がらなかった日は“幕”が軽くペラペラした感じに見える。
でも、それはお客さんが悪いのではなくて盛り上げられなかった僕たちに責任があるのです。」

そして心に響くこんな一言も。
「僕は踊っているのが好き。本当に好きなんです。」
心の底からバレエを好きな気持ちがこちらにも強く伝わってきて、皆さんとても感動している様子でした。
最後まで、本当に心が温かくなるような講座となりました。

posted by JapanArts at 12:42 | バレエ・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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