2009年04月14日

ボリショイ劇場で「ザハーロワ・ガラ」モスクワより公演レポート

4月ボリショイ劇場で行われた「ザハーロワ・ガラ」についてモスクワ在住の"かちょんか"さんからレポートが届きました。
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zakharova_supergame.jpg2009年4月9日モスクワ・ボリショイ劇場で初めての「ザハーロワ・ガラ」公演が行われた。2007年年末から積極的に自身のガラ公演を行っていたザハーロワだが、ボリショイ劇場ではない別の会場での公演だった。今回は世界初演「ザハーロワ・スーパーゲーム」という新作を引っさげての、満を持してのホーム劇場での公演。ボリショイのダンサーだけではなく、ダニール・シムキン(ABT)、メラニー・ユレル、アレッシオ・カルボネ(以上パリ・オペラ座バレエ)、イーゴリ・ゼレンスキー(マリインスキー・バレエ)などが参加した豪華なガラ・コンサートとなった。

第一部は新作「ザハーロワ・スーパーゲーム」(振付フランシスコ・ヴェンティリア、音楽エミリアーノ・パルミエーリ)。
ヴェンティリアはミラノ・スカラ座バレエの現役ダンサーでもあり、2年前からザハーロワがガラ・コンサートで踊っているナンバー「Black」の振付家でもある。新作はコンピューターゲームをテーマにしていて、ザハーロワ対5人の男性ダンサーという構図で、ショットガンを持ったザハーロワ姫が常に勝利を収める。男性ダンサーはボリショイでも背の高いイケメン軍団を揃えていた(シュピレフスキー、ヴォルチコフ、メルクーリエフ等)。
1_Zakharova_super_game-photo_by_Damir_Yusupov.jpg
音楽はコンピューターゲームそのままのピコピコしたちょっと安っぽい感じが否めなかった。場面はレベル5まであり、段々ゲーム内容が上がって行く様子が分かる。最後のレベル5はそれまでとガラッと様子が変わり、メルクーリエフ扮するクロノスとザハーロワの踊り。このレベル5だけを取り出して、ガラコンサートで踊ることも可能。
クラシックだけではないザハーロワの魅力がたくさん詰まった作品といえる。ヴェンティリアの作品はスピード感があって、ザハーロワやメルクーリエフなどの現代物の得意なダンサーが踊ると見ごたえが違う。
4_Zakharova_super_game-photo_by_Damir_Yusupov.jpg

第二部はディベルティスメント。
ザハーロワ本人は第一部・第二部を通して5作品を踊った(次に多く踊ったのはメルクーリエフで4作品)。4月末の日本での「ザハーロワのすべて」でも披露される「トリスタンとイゾルデ」(振付パストール、音楽ワーグナー)は前回私が見た時とは2人の衣装も少し変化があり、しっとりとしたデュエットになっていた。またヴェンティリア振付「Black」(音楽オーブリ)は何度見てもかっこいい作品。ザハーロワとメルクーリエフの2人のモダン作品での良いとこ取りである。
この作品のザハーロワの衣装も可愛いので、女性には注目してほしい。

「ザハーロワ・スーパーゲーム」は翌日4月10日の「一幕バレエの夕べ」でも上演され、その日は他の2作品でも初役を踊った。やはり「ザハーロワのすべて」に参加予定のカプツォーワは怪我から復帰1ヶ月で完全復活の様子を見せていた。

Text by かちょんか
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「Black」の若手振付家のヴェンティリア(最近ではマリインスキー・バレエのロパートキナとコズロフに"対立"という作品の振付もしてました)どうやらロシアのダンサーから引っ張りだこのようです。
これからますます活躍の場が増えそうな予感… 是非、ご注目ください!

「ザハーロワのすべて」の詳しい演目はこちらから

Zakharova Super Game: photo by Damir Yusupov



posted by JapanArts at 16:41 | ザハーロワのすべて2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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