2011年12月27日

ダンスマガジン掲載情報[ボリショイ・バレエ]

*2012年2月号『ダンスマガジン』
ボリショイ・バレエ来日直前、現地公演レポート!
アンナ・ニクーリナが“稽古場のダンサーたち”に登場。
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2011年12月24日

ダンサー・インタビュー(8)アレクサンドル・ヴォルチコフ[ボリショイ・バレエ]

クリスマス・ウィーク“イケメン・シリーズ”の締めは、アレクサンドル・ヴォルチコフ
クラスレッスンの写真もアップしています!
それでは、皆さま! Merry Christmas!
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ひげをはやしたヴォルチコフ。以前と違う雰囲気になった彼に、ずけずけと質問してしまいました。
「そんなことまで聞くんですか・・・」と戸惑いながらも、率直に答えてくれました。

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クラスレッスンのひとこま。左後ろにはステパネンコの姿も!

Q:アエロフロート機内誌のインタビューで「6年間待ち続けるのは長かった」とおっしゃっていましたが、
その6年が過ぎ、実際に改修された劇場のメイン・ステージで踊られて、どのような印象を受けましたか?

A:正直に申し上げますと、私たちダンサーの楽屋がすべて変わってしまったのが残念です。
私たちは、それまでに積み重ねられた先人たちの悩みや情熱、涙、喜びから活力を得る必要があるのです。
しかし今のところ残念ながら、無味乾燥で、命のない壁ばかりで・・・ちょっと滅入ってしまいます。 
でも客席は、以前の印象が蘇っていました。踊りながら客席を見ると、前から持っていた感覚が戻ってきました。
もちろん!すぐに!我々の力でこの劇場に魂を取り戻してやりたい、と強く思っています。

Q:6年でヴォルチコフさんご自身も大きく変わったかと思うのですが。。。

A:6年は、私たちダンサーにとって非常に長い時間です。キャリアの半分が過ぎてしまったかも・・・という焦りさえも感じます。
しかし、その6年の間、私は何もしていなかったわけではありません。
それは舞台を観ていただければお判りいただけるかと思うのですが。

Q:そうですね。正直にお話しますと、以前ヴォルチコフさんの踊りを拝見した時は、姿かたちは素晴らしいのだけれども、
心が震えるほど感動したか?と聞かれると、「いいえ。まあカッコよかったですけれども。」と答えたと思います。

A:ふふ(笑)。本当にはっきりご自分の考えてたことをおっしゃるのですね。

Q:でも、昨日「眠れる森の美女」を拝見しましたが、舞台からパッションが伝わってきて、作品の崇高さ、
それを求めることの素晴らしさを、ヴォルチコフさんの踊りから感じました。

A:そうですか。それは良かった。

Q:それはどうしてか・・・ということを知りたいのですが、例えばボリショイの「白鳥の湖」は、舞台で王子の成長ぶりを示しますよね。
この王子役を、最初に踊った時からその役についての考え方で変わったことはありますか?

A:最初の頃の私の王子役は、少年だったと思います。若くて健全。もしかすると、舞台上ではただの男の子だったかもしれません。
でも今でははるかに感情的で、自分自身でも興味深い役だと考えています。以前は、テクニック面ばかりが気になっていました。
若かったですから。何よりもこの役を踊れるにふさわしい力を持っていることをアピールすることが重要だと思っていました。
今では、より自信がついてきたことで、更に心を注入していく段階に入ったのです。
物語を導いていくソリストの表現は重要で、内側に何を、どんな心情を秘めているのか、ということが大切です。
そういったことすべてが、舞台上で明らかになる・・・と言っても良いでしょう。
要は、以前の僕は子どもで、精神的に大きく広がった、私も成長した・・・ということですね。
何だか自分のことをこのように話すのは、少し照れくさいのですが。

Q:ところで、2003年に「スパルタクス」のクラッスス役を初めて踊っていらっしゃいますが、
この役にはどのように取り組み始めたのでしょうか?

A:どの作品でも、先生はダンサーに新しい作品を教える時、まずはその人物の心にあるもの、内面についての話をします。
それから具体的な振りを覚え、再び、改めて演技を磨きます。

Q:そういった意味でも、クラッススは難しい役ですよね?

A:複雑な役ですが、僕の大切な大好き役です。どちらかというと、この役は僕にとって難しくはありませんでした。
性格的にあっているのか、クラッススの気持ちは僕の心にすっと入ってきました。

Q:複雑で、シーンによって心のありようが変わり、役作りは難しいですよね。弱さもあり傲慢さもあり・・・

A:そうですね。まさに、そこにこそ、この役の面白さがあるのです。

Q:そういう作品を作ったグリゴローヴィチさんってどんな人ですか?

A:どの作品についても、グリゴローヴィチさんに稽古をつけてもらえることは、とてもラッキーであると同時に、
大きな責任を伴います。いつもリハーサルに向かう時には、必ず予め最大限の準備をします。
彼は最初から最大限のものを要求してきますから。
彼は決まって「脚はハーフ(パワー)でやってみよう」と言うのですが、ダンサーたちはみな、
実際にはマックスパワーを求めているのだと理解している、といった具合です。

Q:怖い存在ですか?

A:ええ。若い時は、怖かったです。ただ、今では彼が私に対して、好意的に接してくれているのを感じていますから、
怖い・・・ということはなくなりましたが!

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ボリショイ・バレエ 日本公演2012
会場:東京文化会館(全公演)
《スパルタクス》
 2012年1月31日(火) 18:30
 2012年2月1日(水) 18:30
 2012年2月2日(木) 18:30

《ライモンダ》
 2012年2月7日(火) 18:30
 2012年2月8日(水) 18:30

《白鳥の湖》
 2012年2月4日(土) 14:00
 2012年2月9日(木) 13:00
 2012年2月9日(木) 18:30

詳しい公演情報はこちらから
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<東京以外の公演>
★:白鳥の湖 ◆:スパルタクス ◎:ライモンダ
★ 2012年1月27日(金)三重県文化会館大ホール
◎ 2012年1月28日(土) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
★ 2012年1月29日(日) アクトシティ浜松大ホール
◆ 2012年2月5日(日) 愛知県芸術劇場大ホール
◎ 2012年2月11日(土) 兵庫県立芸術文化センター大ホール
★ 2012年2月12日(日) 兵庫県立芸術文化センター大ホール

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2011年12月22日

ダンサー・インタビュー(7)カリム・アブドゥーリン[ボリショイ・バレエ]

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Q:日本には前回2008年のボリショイ・バレエ公演で来ていただきましたがね。
A:はい。他にも何回も来日していて、日本は第2の故郷のように思っています。今日も日本のファンの方からプレゼントが届いて嬉しかったです。誕生日ではないのですが、きっと新しくなったボリショイ劇場のオープニングを一緒に祝ってくれたのでは・・・と思っています。

Q:初めて日本に来たのはいつですか?
A:卒業してからすぐ。8年、9年くらい前のことです。

Q:ところで、前回は≪白鳥の湖≫で“スペインの踊り”を踊ってくださいましたが、今度は何を踊ってくださいますか?
A:≪白鳥の湖≫のスペインの踊り、≪ライモンダ≫のベルナール役などがレパートリーです。ほぼ毎日舞台に立つと思います!

Q:先ほどクラスレッスンを見学させていただきましたが、アキーモフ先生のクラスを受けていらっしゃるのですね。
A:はいそうです。他にもニコノフ先生、ヴェトロフ先生のレッスンを受けます。その日ごとにリハーサルスケジュールが違いますので、それによって自由に選べるようになっています。作品はニコノフ先生に指導していただいています。

Q:改修後の劇場で踊られていかがでしたか?
A:僕は2002年に入団していますので、改修前にもこの劇場で踊ったことがあります。当時と全然違ってしまったので、慣れるのに時間がかかるでしょうね。床もまだこなれていないので、シューズに松ヤニを少したっぷりめにつけています。でも、舞台と客席の関係は素晴らしいですね。とても踊りやすいです。踊っていると目が必ず客席にいってしまいます。とても美しいですよね。細かいところまで見入ってしまいます。

Q:グリゴローヴィチさんの指導はどのように感じていらっしゃいますか?
A:私が言うまでもなく現在No.1の振付家です。グリゴローヴィチ先生の指導ですと、ダンサーたちの規律性が高まります。情熱的で、お元気で、生き生きとご自分の考えを伝えてくださるので、精神性の高い舞台が出来上がるのではないかと感じています。

Q:ところで、バレエは自分から始めたいと言ったのですか?
A:いいえ!全く違います!僕はまず6歳の時にヴァイオリンを始めました。その後、ピアノを習い熱心に練習していました。2年くらいしたある日、僕がテレビで躍っているバレエダンサーの真似をして、自宅のリビングでピョンピョンしていたら、母がバレエを習わせてみたら・・・とひらめいたそうなのです。ちょうどタイミング良く、バレエ学校の生徒募集があるということを知って「やってみましょう!」ということになりました。
入学する時に、3種類のテストがありました。まずは体のフレキシビリティ(柔軟性)をチェックするもの、それから健康状態をチェックするもの、それから音楽的センスをみるものです。
柔軟性をみるテストの時に、先生が僕の脚をひっぱって頭の上まで持ち上げたのですが、その様子を見ていた母はびっくりして気を失ってしまったんですよ!(笑)
それまで僕はバレエをしたことがなかったので、音楽的センスが良いということで入学させてもらえたようなものですね。

Q:その時、脚は頭の上まで持ち上がったのですか?
A:はい!

Q:凄い!!!
A:最初はカザンに住んでいたので、そこでレッスンを受けていたのですが、その後、モスクワのボリショイ・バレエ学校に編入することになり、ウクスースニコフ先生の指導を受けることができました。卒業後はバレエの指導者としての勉強もしましたし、今は劇場運営についても学んでいます。

Q:ありがとうございました。
A:日本でお会いすることを楽しみにしています!
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ボリショイ・バレエ 日本公演2012
会場:東京文化会館(全公演)
《スパルタクス》
 2012年1月31日(火) 18:30
 2012年2月1日(水) 18:30
 2012年2月2日(木) 18:30

《ライモンダ》
 2012年2月7日(火) 18:30
 2012年2月8日(水) 18:30

《白鳥の湖》
 2012年2月4日(土) 14:00
 2012年2月9日(木) 13:00
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2011年12月21日

ダンサー・インタビュー(6)ウラディスラフ・ラントラートフ[ボリショイ・バレエ]

今まで、バレリーナ、男性ダンサー・・・と順番に、バランスを考えてご紹介してきたのですが、
今週は「クリスマス直前!」ということで、“イケメン・シリーズ”でお贈りすることにいたしました!
ということで、今日ご紹介するのは、若手注目株の ウラディスラフ・ラントラートフ です。




Q:前回2008年の日本公演では、「白鳥の湖」で“スペインの踊り”を踊っていらっしゃいましたね?“スペイン・ボーイズ”として人気になりましたし、終演後にお客さまから右から〇番目で踊っているダンサーは誰?という問い合わせをいただいたりもしたんですよ。
A:本当ですか?コール・ド・バレエで踊っていたのに(笑)?嬉しいです。

Q:それから3年。。。ソリストになられるなど、キャリアを築いてこられたと思いますが、前回の日本公演からこれまでの間に何か大きな出来事がありましたか?
A:重要なソロ・パートや主役級の役を多く踊らせてもらえるようになりました。クラシックもモダンも。

Q:10月28日のオープニング・ガラにも出演なさいましたよね?
A:『ドン・キホーテ』のバジルを踊りました。

Q:その時はどんな気持ちで踊られましたか?
A:ちょっと言葉では言い表せないほど感激しました。舞台から眺める客席もすばらしくて圧倒されました。ほんとに言葉にはなりませんね。

Q:日本公演では『白鳥の湖』のロットバルトを踊られる予定ですね。あのようなメークをするのはもったいないのですが....
A:様式的なメークで、別に怖くはありませんから、心配しないで(笑)。
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Q:どのような役だと思って踊られますか?
A:グリゴローヴィチ版のロットバルトは、単に「邪悪な心を持った鳥」というのではなく、王子の別人格、影の部分を体現していると考えています。その“影”の部分が王子の思考を思うがままに操るのです。それがとても難しくもあり、だからこそ魅力があります。

Q:バレエ学校に入られたのはご自分の意思で決められたのですか?
A:家はバレエ一家なので...そうですね。父も母もモスクワ音楽劇場(ダンチェンコ劇場)で踊っていました。

Q:お父様にとてもよく似ていらっしゃいますよね。ダンサー一家だったから、バレエをやることは決まっていたのですね?
A:そうですね。でも、学校が好きになれず自分に合わないと思ったら、退学していたでしょうね。もちろん、最初の頃は辛かったですけど、そのうちにボリショイ劇場の公演を観に通うようになると、なんて素敵なんだろうと思い始め、段々とバレエを好きになりました。

Q:ご両親はあなたが出演なさる公演をよく観にいらっしゃいますか?
A:母は最近、観に来る機会は少なくなりましたけど、父は毎回観に来るようにしています

Q:どうおっしゃっていますか?
A:いつも!はらはらしているみたいです!わっはっは!(笑)
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ボリショイ・バレエ 日本公演2012
会場:東京文化会館(全公演)
《スパルタクス》
 2012年1月31日(火) 18:30
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《ライモンダ》
 2012年2月7日(火) 18:30
 2012年2月8日(水) 18:30

《白鳥の湖》
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2011年12月19日

ダンサー・インタビュー(5)セミョーン・チュージン[ボリショイ・バレエ]

“ボリショイの新王子”いよいよ来日!

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Q:改修後のボリショイ劇場の舞台に、どのような思いで立たれましたか?
A:
胸がいっぱいです。このステージで踊れるということが、本当にすばらしいし嬉しかった!楽に踊れましたし、すべてうまくできました。すべてが自然にすすんでいった感じです。とてもいいエネルギーで満ちあふれた舞台で、本当に楽しかったです。こういう感覚は初めてでした。

Q:最初に舞台に登場した時から、チュージンさんがボリショイ劇場の舞台に立っているのが自然。それだけで絵になっているように思いました。
A:ありがとうございます。でもヴェトロフ先生と「眠れる森の美女」のリハーサルを始めた時、多くの問題にもぶつかりましたし、作品のスタイルを理解するのにも苦労したりもしました。でもその苦労を経験して、上手くいかない時もゴールを目指して努力し続ければ、本物の何かをつかむことができるんだとわかりました。フィーリン監督からも、よくリハーサルを見に来てくださった時に「こうやってごらん」「これがボリショイのスタイルだ。ボリショイ・スタイルで踊ってみなさい」と言われていましたから。とくに「眠れる森の美女」の最初のシーンは本当に苦労しました。リハーサルでも何回も途中で止めて。でも昨日は本当に楽に踊れましたし、疲れも残っていません。

Q:もうすっかりボリショイ・バレエの一員という感じですか?
A:
最初は少し遠慮もしていました。何しろ、ボリショイ・バレエこそは、僕のエベレストだったから。周りを観察しながら、もしかして僕の居場所じゃないかも、と思ったこともあります。でも今は自分のホームだと思っているし、自分自身、ここにふさわしいダンサーだと思っています。最近ようやく精神的に楽になってきました。先生方のおかげです。それから「眠れる森の美女」を一緒に踊ったクリサノワさんのおかげ、スヴェトラーナ・ルンキナさんにも「白鳥の湖」で本当に、いろいろと教えてもらいました。驚くほど温かい気持ちでバレエ団のみんなが歓迎してくれたんです。僕に対してとてもよく接してくれます。僕は、本当に幸せだし、この劇場の中で嫌な思いをしたことは一度もありません。

Q:芸術に没頭しているんですね?
A:何かを創りだす作業をしているときは、他のことは何も考えません。考えるのは、これをどうする、あれをどうする、ということだけです。床が滑るとか、そういうことも気にならなくなります(笑)。
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Q:仕事に没頭するという面では、グリゴローヴィチさんもそういうタイプですよね。
A:彼のリハーサルは本当にすごいです。とてもエネルギッシュで、本当に素晴らしい方です。もうかなりお年なのが残念です。でもすばらしい。

Q:チュージンさんが出演されるグリゴローヴィチ版の「白鳥の湖」は、どのようなところが魅力ですか?
A:
今まで3つのバージョン(ブルメイステル版、ヴィノグラードフ版、シュペルリ版)を踊った経験があり、今練習しているグリゴローヴィチ版は4つ目の振付になりますので、自分の中でもいろいろ比較することができ、そういう意味でも興味深いです。さまざまな違いがありますが、グリゴローヴィチ版の特徴は“王子の成長”が物語の重要なポイントになっており、“王子の視線”“王子の思い”が作品の進行に大切な役割を果たしているのが僕にとっては魅力です。王子がたくさん踊る!というのも嬉しいことです。また、ロットバルトの役も興味深い役ですよ。他の演出とは違ってグリゴローヴィチ版ではロットバルトがある考えを持って王子を白鳥姫のところに導いていくわけですが、その思いを内に秘めているところなど演じがいがあるでしょうね。次回はぜひロットバルト役を踊りたいとも思っています!

Q:最後に、日本のお客さまにメッセージをお願いします。
A:
僕は何度も日本に行ったことがありますが、ボリショイ・バレエのプリンシパルとしては初めての日本公演です。たくさんのお客様が公演に来て、ボリショイの誇る高い芸術性を堪能してくださることを願っています!

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ボリショイ・バレエ 日本公演2012

会場:東京文化会館(全公演)
《スパルタクス》
 2012年1月31日(火) 18:30
 2012年2月1日(水) 18:30
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《ライモンダ》
 2012年2月7日(火) 18:30
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《白鳥の湖》
 2012年2月4日(土) 14:00
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2011年12月16日

ダンサー・インタビュー(4)ユーリー・バラーノフ[ボリショイ・バレエ]


Q:今回≪スパルタクス≫でクラッススを踊っていただきますが、この役の見どころについてお話いただけますか?
A:クラッススという人物の大きな見どころは、正気と狂気の境目、揺れ動く内面でしょうか。クラッススがローマ軍を率いて敵地を征服し、栄光に包まれます。その後、舞踏会の場面となり、ローマの客人たちが招かれ、酒宴に興じています。ここで早くもクラッススの狂気の片鱗が垣間見え始めます。次の第2幕でも酒宴の場面があり、ここにはローマ帝国の上流社会を取り巻く人々、貴族たちが登場します。その後、クラッススの別荘をスパルタクス率いる軍勢が襲撃するのですが、その時、クラッススに恐怖心が芽生えます。その後、恐怖心を克服する様子が描かれますが、このあたりはそれぞれダンサーが自分なりに演じています。私も演じるたびに役の解釈が少しずつ変わってきています。第3幕でクラッススが再び軍団を召集するあたりからこのバレエの大団円になります。第2幕でスパルタクスはクラッススとの決闘で勝利するのですが、クラッススを殺すことも、罰を科すこともなく、解放してしまいます。それがクラッススにとっては最大の侮辱であり、屈服させられたという思いに囚われます。こうしてクラッススはこの屈辱を晴らすためにスパルタクス攻撃へと向かうのです。ここが最大のクライマックスになります。
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Q:≪スパルタクス≫の中でどのシーンが一番好きですか?
A:どのシーンというよりはこの作品全体が好きですね。というのも、このバレエには一貫したストーリーのラインがあるからです。あるシーンが他のシーンを補完したり、伏線になっていたりします。

Q:最初にクラッススを稽古し始めたのはいつでしょうか?
A:4年前です。

Q:その時と今とでは違っているところはありますか?
A:部分的に変わってきていますね。全く別の人物像になっている時もあります。それほど狡猾でも、攻撃的でもなく、思索的で、思慮深い人物になったりします。ただ、いずれにしろ、クラッススには正気と狂気との境界があって、そうした狂気があったからこそ強大な権力を握ることができたのですが、クラッススはその境界を踏み越えないようにしているところがあります。

Q:その境界とはどういうところですか?
A:もっとも分かりやすいのは第1幕第3場の《クラッススの酒宴》ですね。

Q:どういう境界なのでしょうか、権力者と享楽的な部分とか、...
A:第1幕第3場の《クラッススの酒宴》の最後の方でエギーナと踊っている場面がありますが、そこでクラッススは何回かターンをして、何かをめちゃくちゃに破壊するような仕草をしますが、そこで狂気の世界に入り込みそうになるのですね。その後、ふと我に返ったように腕を組みます。そこが境界に当たります。

Q:クラッススは強烈な個性のある役ですが、ご自分には合っていると思われますか?
A:ええ、子供の頃から踊りたいと思っていました。ボリショイ劇場で≪スパルタクス≫を見てから、絶対、クラッスス役を踊りたいと強く憧れ、それが目標になりました。バレエ団に入ってからいろいろな役を踊りましたけど、全てはいつかクラッススを踊るための準備だと意識しながら、稽古に励んできました。それと自分がこの役を稽古している時、グリゴローヴィチから直接、指導を受けたことは幸運でした。とてもためになりました。

Q:グリゴローヴィチのバレエ全般についてお話しいただけますか?
A:彼の作品には常に意味があり、壮大なドラマトゥルギーに貫かれています。どの作品でも強烈な個性を持った人物たちが登場します。それが実に巧妙に計算し尽くされていて音楽や、照明効果にもぴったりと対応し、それらが相俟って観客の心理にも強く訴えかけるものになっています。

Q:ドラマチック・バレエはお好きですか?
A:はい、好きです。役の人物像を作り上げていくのが好きなんです。役を作り上げていくという作業がおもしろいんです。ただ舞台に出て行って一連の動きを見せるのではなく、役を作りあげて、それを自分の身体を動かして観客に語りかけるというのが魅力なのです。

Q:一つの役を踊り続けていくと、役に対する理解も深まり、少しずつ変化してきていると思うのですが、....
A:そうですね。役を深く理解するようになるし、何か、それまでには感じなかったニュアンスを感じ取れるようになり、それをちょっとした所作やジェスチャーで表現したりして、その都度、修正して役に磨きをかけています。年齢を経るに従って成長するということもあるのでしょう。

Q:ところで、ボリショイ劇場が改修を経てオープンしたことで何か特別な思いはありますか?
A:ええ、わくわくして興奮しているところがありますね。なにしろ、開館を長く待ち望んできましたから。改修工事に入る直前に本館の舞台でソロパートを踊ったことがあります。その後、(臨時の施設として建てられた)新館の舞台でレパートリーに入れた作品もありますから、それを本館の舞台でも踊ってみたいです。本館の舞台には独特の雰囲気があるので、多分、踊りも違った感じになるでしょうね。

Q:6年は長かったですか?
A:いいえ。6年の間に様々な作品のいろいろな役に取り組んできましたから、それほど長くは感じませんでした。その間にとてもいい役に恵まれましたから。今度は、それを本館の舞台で踊ってみたいです。

Q:『ライモンダ』でも踊っていらっしゃいますか?
A:ええ、アブデラフマンを踊っています。それから、ロットバルトも。いずれも悪役ばかりですね。まあ、アブデラフマンはそれほど悪役というわけではありませんけど(笑)。ライモンダに一方的に恋心を寄せているだけです。

Q:そういう情熱にあふれた人なのですね。
A:その当時の東洋の騎士道の掟によると、騎士は教養があって、何ヶ国語もの外国語を操り、詩作をしたり、絵を描いたりするのが当然でした。教養のレベルで言えば、アブデラフマンの方がジャン・ド・ブリエンよりも上だったんですよ(笑)。

Q:ところでバレエは自分からやりたいと思って始められたのですか?
A:いいえ、嫌々始めました。男の子だし、教室でバレエのレッスンをするよりは走り回ったり、サッカーをしたりする方が楽しかったですね(笑)。

Q:バレエダンサーになろうと思ったのはいつ頃からですか?
A:興味を持ち始めた時、ですか? 16歳頃からですね。その頃から意識的にバレエダンサーになりたいと思うようになり、いろいろなバレエ作品のビデオを見ました。

Q:そのように変化したのはどういうきっかけがあったのでしょうか?
A:芸術に触れる機会が多くなり、いわゆる、大人になり始めたからでしょうか。それと、それまではキエフで勉強していましたが、その頃にモスクワに移って、こちらで勉強するようになり、ボリショイ劇場でバレエを観る機会も増え、自分の才能をもっと伸ばしてみたいと考えるようになりました。
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ボリショイ・バレエ 日本公演2012

会場:東京文化会館(全公演)
《スパルタクス》
 2012年1月31日(火) 18:30
 2012年2月1日(水) 18:30
 2012年2月2日(木) 18:30

《ライモンダ》
 2012年2月7日(火) 18:30
 2012年2月8日(水) 18:30

《白鳥の湖》
 2012年2月4日(土) 14:00
 2012年2月9日(木) 13:00
 2012年2月9日(木) 18:30

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2011年12月15日

ダンサー・インタビュー(3)“マクシーモワから受け継いだフリーギア、グラチョーワと作りあげる白鳥”スヴェトラーナ・ルンキナ




Q:ボリショイ劇場改修後の舞台で踊ってみた感想は?
A:いろいろな思いでいっぱいでした。私は幸運にも改修前のボリショイの舞台で、多くの作品を踊ることができました。ですから改修後の舞台に出るのは、緊張もあった反面、ダンサーみんなが待ち望んでいたことでした。
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Q:6年間というのは長かったですか?
A:ええ、とても長かったです。少し残念なことなのですが、私は劇場が変わってしまった気がするのです。お客さまがたが知っている劇場(舞台)は以前のままですが、出演する私たちダンサーの知っている部分(楽屋)が変わった気がするのです。改修前の楽屋には、それまで働いてきた多くの人たちの思いが詰まっていました。劇場自体が、その多くの人たちのおかげで生きてきたと思うのです。ですから、今、ダンサーはじめアーティストたちが再び劇場(楽屋)に命を吹きこみ、生命力で満たしていくには、少し時間がかかると思います。以前のように公演もどんどん行い、私達も喜んで踊り、ダンサーたちものめり込んでいくうちに、満たされていくでしょう。

Q:では、その最初の一歩を、ルンキナさんたちが作っていくんですね。
A:そのとおりです。バレエ、オペラにかかわらず、私たち芸術に携わる人々というのは、ちょっと違ったオーラがあり、強い感受性を持っています。その息吹を吹き込んでいきたい、この新しい劇場の歴史はこれから作られていくのです。
Q:若い世代に伝えていきたいことは?
A:私たちが先生方から受け継いできたことを、後輩たちにも伝えたいです。それはたんにバレエの役を伝えるのではありません。愛情だったり、感情だったり、人間性というものを伝えたいですね。バレエダンサーという職業がどんなに大変なものでも、その中で人間としての資質、人間らしさを失わないということ。そうすれば、舞台も活き活きとし、ひとつひとつがまったく違う舞台になっていきます。先生たちから教えられてきたもの−愛と人間らしくあること−このことを私たちは今も忘れないようにしています。

Q:入団当初から伝説的なフリーギアの踊り手、マクシーモワさんの薫陶を受けてこられましたが、特にフリーギアの役でマクシーモワさんの教えで忘れられないものは?
A:このバレエは習得するのが本当に大変でした。マクシーモワ先生が現役時代にこの役をどんなふうに踊っていたかも知っていたし、また先生が実際にリハーサルでたくさん踊って見せて下さいました。見せてくださったんですけれども、それを再現するのは本当に大変でした。先生は天才的なバレリーナでしたから。。。
それから、私は振付の意味はそのままに、それをどう自分のものとして表現するか・・・ということが求められているのが判っていました。その振付に私が自分らしさを加えないといけないというところが難しかったのです。
単なるコピーではいけない。自分のものにすること、これが一番難しいのです。とくにこの役は32回のフェッテとか、そういう難しいテクニックが求められるわけではありません。お客さんも、テクニックを楽しむのではなく、この役のイメージであり感情を見ているのです。それを表現できるのは人間らしさじゃないでしょうか。マクシーモワ先生は、こういうバレエのほうが何倍も難しいとおっしゃっていました。32回のフェッテやつま先立ちをマスターするのは誰にでもできる、と。スパルタクスに限らずどんな作品でも、「回数が大事なのではない。大事なのは質」とおっしゃっていた先生の言葉をいまも鮮明に覚えています。

Q:今回は日本公演で「白鳥の湖」も踊って頂きますが、オデット/オディールの役作りはどのように考えていますか?
A:実は、今はオディールのほうがオデットより好きなんです。オディールは力強くて魔性の女性で、自分の性格とは重なる部分はありません。でも≪白鳥の湖≫は人間世界の話ではありませんよね。ですから私自身に重ねあわせて考えたりはしないんです。全く別物として理解しています。だからこそ、他のどの作品にも似ていない、面白い作品なのだと感じています。今ウラーノワ先生の最後の弟子であり、素晴らしい先輩のグラチョーワ先生とリハーサルをすすめていますが、いろんなニュアンスを発見しているところです。日本のお客様にも見ていただいたら、きっとみなさん私の≪白鳥≫をわかってくださると思います。

Q:入団した当時の芸術監督はワシーリエフさんでしたが、その後何人も芸術監督が変わりました。その中で、ダンサーとしての苦労はありましたか?
A:もちろん簡単ではありませんでしたけど、そのおかげで人生がより面白くなってきています。私は人とコミュニケーションをとるのが好きなんです。いろんな監督がいるというのも楽しみの一つです。監督によっては現代のコリオグラファー作品をやりたいという人もいれば、クラシック路線で行きたいという人もいるし、両方をやりたいという人もいる。ダンサーにとって大事なのは、お互いにきちんと理解し合えて、面白い演出作品が作られていくことなんです。それこそが劇場の使命であり、エネルギー源ですから。

Q:ここ最近、有名なバレエ教師の方々が次々に亡くなられていますが、そのことでロシアバレエ界に何か変化はありますか?
A:もちろん変わったと思います。変わったし、より複雑になりました。それにモダンの振付が増えましたよね。でも大事なのは、ダンサー魂は、その人の人間性で決まるという事だと思うんです。愛情を持ってダンスに取り組んでいるか、何のために踊っているのか。それさえあれば、バレエは芸術で在り続けると思うんです。単なる公演の繰り返しではなくて。先生たちはみな、バレエを心から愛していました。彼らにとってバレエは神聖なものであり、バレエのために生きていたような人たちです。

Q:マクシーモワ先生が亡くなったあと、あなた自身変わったところはありますか?
A:自分の中では何も変わっていません。変えることができません。マクシーモワ先生のことが大好きでとても大切な方でしたから。心の中にはいつも先生に教わったことがありますし、一緒に作ってきた作品のことを忘れることはありません。劇場の外で一緒に過ごした思い出もあります。ですから、変えたりせずに、反対にこれらのことをずっと大事にしようと思っています。何があっても、どんな悪いことが起こっても、マクシーモワ先生ならどうするか、と考えるようにしています。先生なら、こういうことはしないはずだ、とか。私自身、変わっていないし、これからも変わらないつもりです。しつけと同じでしょうか。先生や両親からのしつけられたことを捨てて否定してしまうことなんてできません。心からの誠実な、愛情たっぷりの教えでしたから、今でも私の中に生きています。
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デビュー当時の可愛らしい(顔が本当に小さいのです!)雰囲気はそのままのルンキナ。しかしマクシーモワ先生から受け継いだものについて話す姿は凛として、ボリショイの伝統を引き継いでいくことの深遠さ、大切さをひしひしと感じました。



ボリショイ・バレエ 日本公演2012

会場:東京文化会館(全公演)
《スパルタクス》
 2012年1月31日(火) 18:30
 2012年2月1日(水) 18:30
 2012年2月2日(木) 18:30

《ライモンダ》
 2012年2月7日(火) 18:30
 2012年2月8日(水) 18:30

《白鳥の湖》
 2012年2月4日(土) 14:00
 2012年2月9日(木) 13:00
 2012年2月9日(木) 18:30

詳しい公演情報はこちらから
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<東京以外の公演>
★:白鳥の湖 ◆:スパルタクス ◎:ライモンダ
★ 2012年1月27日(金)三重県文化会館大ホール
◎ 2012年1月28日(土) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
★ 2012年1月29日(日) アクトシティ浜松大ホール
◆ 2012年2月5日(日) 愛知県芸術劇場大ホール
◎ 2012年2月11日(土) 兵庫県立芸術文化センター大ホール
★ 2012年2月12日(日) 兵庫県立芸術文化センター大ホール

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2011年12月14日

ダンサー・インタビュー(2)イワン・ワシーリエフ、必ず日本に行きます![ボリショイ・バレエ2012]

『必ず日本に行きます!』
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Q:「移籍」というニュースに驚きました
A:
驚かせてしまってごめんなさい。僕はボリショイ・バレエ団が大好きです。
けれども新しいステップを踏み出すことも大切なのです。

Q:日本では多くのファンが、“ワシーリエフの≪スパルタクス≫
」”を待っています。
A:
僕のスケジュールは2015年まで予定が入ってきていますが、2012年1月と2月に日本でボリショイ・バレエ団と≪スパルタクス≫を踊ることも、もちろん入っています。必ず日本に行きます!日本の皆様にご満足いただける踊りをご覧いただけると思います。

Q:以前インタビューで≪スパルタクス≫が、最も好きな作品だとおっしゃっていましたね。この作品を最初に演じた時と今とで、変化したことはありますか?
A:
この役を踊るようになって、もう3年以上になります。踊りや感情はもちろん、公演のたびに変化します。ひとつとして同じ舞台はありませんから。ステージごとに新しい感情がほとばしります。≪スパルタクス≫は、準備に時間をかけましたので、初めて踊った時にグリゴローヴィチさんが「≪スパルタクス≫は、(この作品を初演した)ウラジーミル・ワシーリエフから、イワン・ワシーリエフに引き継がれた」と言ってくださった時は、感激しました。でも僕は他の人の≪スパルタクス≫のように踊ろうと思ったことは一度もありません。僕自身あるがままに、感じたままに踊るだけ。これまでのどのスパルタクスとも違う、僕だけの≪スパルタクス≫を踊ります。

Q:今はプティ作品のリハーサルをなさっていて、その前はラトマンスキーの作品がおもしろかったとおっしゃっていましたが、今後はどんな振付家の作品を踊ってみたいですか?
A:
今後は、まだどんどんクラシック作品を踊っていきたいと思っています。でもそれと同時に、プティやラトマンスキーの作品も踊りつづけたいし、そしてまだ踊ったことのないマクミラン、クランコ、アシュトンなどの作品なども踊ってみたいです。

Q:ところで、12月28日にボリショイ劇場でローラン・プティのガラ公演に出演して、その後の予定は?
A:
今年は年末にナチョ・ドゥアトの作品も踊る予定です。その後はニューヨークに行くかも・・・まだ決まっていないのです(笑)!

Q:日本での「スパルタクス」の公演は、ちゃんとスケジュールに入っていますね?
A:
入っています!(笑)
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衝撃的だったオーシポワとワシーリエフのボリショイ劇場からの移籍。モスクワでは会えないかな・・・と思っていたのですが、リハーサルスケジュールに「ワシーリエフ」の名前を発見してびっくり。11月27日「ドン・キホーテ」公演も踊っていましたし、12月にもボリショイの舞台に立つ予定とのこと。
そして、1月には来日することを(しつこいくらいに!)確認して、ホッと一安心。

新しい伝説になる! イワン・ワシーリエフの“スパルタクス”

どうぞご期待ください。




ボリショイ・バレエ 日本公演2012

会場:東京文化会館(全公演)
《スパルタクス》
 2012年1月31日(火) 18:30
 2012年2月1日(水) 18:30
 2012年2月2日(木) 18:30

《ライモンダ》
 2012年2月7日(火) 18:30
 2012年2月8日(水) 18:30

《白鳥の湖》
 2012年2月4日(土) 14:00
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2011年12月13日

ダンサー・インタビュー(1)エカテリーナ・シプーリナ2[ボリショイ・バレエ2012]

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Q: 「白鳥の湖」は、初めて踊った時と今では何か違いますか?
S:
初めて踊ったのがいつだったかも覚えてないわ(笑)でも、もちろん変化してきました。この役も改修前のステージで踊ることができた役です。テクニック面で言えば、入団当初学校から卒業したばかりの頃は、白鳥というよりは“みにくいアヒルの子”のような感じだったのが、年々体力もつきますし、忍耐力もついてきますし、難しいテクニックも少しずつ克服してきましたので、今の私を観ていただきたいですね。演技面でも違いがあると思います。

Q:アーティストとしての成長の反面、変わらずに大事にしているものはありますか?
S:
振付です。グリゴローヴィチ版であれば、私たちダンサーは何も変えることはありません。テクニック的には多少改善することがあったとしても、振付は絶対に変わりません。テクニックを完璧にしておくのはもちろんですが、大切なのはイメージを伝えることです。それがロシア芸術、ロシア・バレエの誇りとしているところです。お客さんがテクニックだけを見たいのであれば、体操やサーカスを見に行かれるでしょうから。

Q:
白鳥と黒鳥の踊り分け、気持ちの切り替え方はどうしていますか?それは難しいですか?

S:
難しいですね。どんな人にも心のなかに黒い部分と白い部分ってあると思うんです。つまり性格の両極端の部分。白鳥と黒鳥を別々のダンサーが踊るという時代もありましたが…。

Q:
一人の人の両反対の面としてとらえて踊っているんですか?

S:
今考えていたんですけど、ほかにこういう舞台中に変身する作品ってありませんね。バレリーナにとってもっとも難しい作品だと言われるゆえんですね。

Q:
最近のレパートリーと好きな役は?

S:
好きな役は?と聞かれるといつも「全部!」と答えたくなります。
例えば「白鳥」を毎月踊れるわけではありません。そもそも毎月上演されないし、毎日違う作品が上演されていますから。だから、毎回の舞台がミニ・プルミエのようなんです。毎回、新たに準備し直しているような感覚です。そのたびにいろいろと思索し直したりしますから、こういうクラシックの大きな作品は、毎回がミニ・初演に出るような感じがします。
劇場の改修中、新館はもともと実験的な舞台として、何か新しい演出を上演したりするためのものだったので、クラシック作品の他にも現代作品が本当にたくさん上演されました。最近のものでは、マクレガーの「クローマ」。ほかにもラトマンスキーが「ロスト・イリュージョンズ」を演出しましたし、「ルビー」やバランシン作品もありました。フォーサイスも。予想外の作品もたくさんありました。マクレガーの「クローマ」は特にそうでした。モダンバレエと言われていますが、まったく馴染みのない動きで、私たちはトゥシューズも履きませんでした。ウェインが直接指導してくれましたが、私たちは人間らしくてはダメ、粘土のように言われました。お客さんが、ダンサーの体がいったいどうなっているのかわからないように。突然頭がここにあったかと思うと足はここにあったり!とか。
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Q:
そういう実験的な舞台についてはどう思いますか?

S:
私は賛成です。ダンサーのキャリアは短いですから、何でも挑戦してみたいです。でも、クラシック作品を踊ることが前提、私にとって非常に神聖なものですからね。時々クラシックの世界から抜けだして、他のものを試してみたくなるのです。ラトマンスキーは「ロスト・イリュージョンズ」で、あたらしいノウハウを考え出しました。テーブルの上でフェッテをするんです。30回も!床の上ではないんですよ。それを聞いたときは本当に怖かった。そのテーブルは、一本足ではなくて、足は何本か付いているんですが、床に固定されているわけではないんです。最初は舞台奥に置いてあって、それを大胆に舞台の中央から少し下手よりに移動させるんです。しかも舞台には傾斜がついていますからね。ああいう感覚は、ディズニーランドのアトラクションでも味わったことのない感覚でしたよ(笑)それに、衣装のドレスの裾が広がって、テーブルの縁が見えなくなるんですよ!


このように、次から次へと新しく挑戦した作品が出てきて、率直に自分の思ったことを話してくれたシプーリナ。ボリショイ・バレエの最も新しいプリンシパルとしての来日、今からとても楽しみです!



ボリショイ・バレエ 日本公演2012

会場:東京文化会館(全公演)
《スパルタクス》
 2012年1月31日(火) 18:30
 2012年2月1日(水) 18:30
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《ライモンダ》
 2012年2月7日(火) 18:30
 2012年2月8日(水) 18:30

《白鳥の湖》
 2012年2月4日(土) 14:00
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2011年12月09日

出演者変更のお知らせ(2月11日現在)[ボリショイ・バレエ]

【出演者変更のお知らせ(12月10日現在)】
劇場側の都合により当初発表の配役に変更がございます。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

2月8日(水)『ライモンダ』
  イワン・ワシーリエフ(アブデラフマン役) ユーリー・バラーノフ
2月9日(木)13:00『白鳥の湖』
   アンナ・ニクーリナ(オデット&オディール役)スヴェトラーナ・ルンキナ

なお、この変更に伴う払い戻し及び公演日の振替えはございませんので、どうぞご了承ください。



ボリショイ・バレエ 日本公演2012

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《白鳥の湖》
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2011年12月06日

ダンサー・インタビュー(1)プリンシパルに昇格したエカテリーナ・シプーリナ[ボリショイ・バレエ2012]

エカテリーナ・シプーリナが、プリンシパルに昇格!
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ボリショイ・バレエのエカテリーナ・シプーリナが、12月4日バレリーナ役を踊った「明るい小川」公演終了後の舞台で発表されました。
11月中旬、ボリショイ劇場で取材したシプーリナは一途な人。主役であろうとなかろうとバレエに真摯に取り組むバレリーナでした。
これから連載でお送りする【ダンサーインタビュー】トップバッターは、エカテリーナ・シプーリナです。

Q:次の日本公演では、主役をたくさん踊っていただきますが、抱負を聞かせていただけますか?
S:確かに、これまでの日本公演では、主役を踊れる作品もありましたけど、そうでない公演もたくさんありました。私たちダンサーにとって、主役であろうと脇役であろうと、舞台は舞台です。「スパルタクス」のエギナも主役ではありませんが、非常に大切な役ですよね。すべての役が舞台で息づいて公演を作っているのです。「悪い役など存在しない。いるのは悪い俳優だ」ということわざがありますが、一見どんなに小さい役でも、通りすぎるだけの役でも、ダンサーにとってボリショイのステージに立つということは、どんな役であれとても大事なことです。特に日本公演は緊張を伴います(笑)たくさんいる日本のファンのみなさんの期待に応えたいという思いがありますから。でも一方で、ダンサーほとんど全員が日本を大好きですし、またその日本で公演できるというのが楽しみでもあります。

Q:ボリショイ・バレエのダンサーだという誇りですね。

S:つねに、ボリショイ・バレエを、そしてロシアを代表しているという責任感を持っています。

Q:劇場改修後のオープニングの舞台で、リラの精を素敵に踊ってらっしゃいましたが、どんな思いで踊りましたか?
S:とても嬉しい気持ちでした。この役は、バレエ団に入団して2年目か3年目に準備した役だったんですが、改修前の舞台で踊ることができた役でした。改修後はじめての上演でしたが、振付や技術面、舞台美術や衣装もそのままだったので初演という感覚はありませんでした。でも、初演を踊るときのような緊張感はダンサー全員にあったと思います。

Q:劇場改修後のオープニングの舞台でリラの精を素敵に踊ってらっしゃいましたが、6年間は長かったですか?
S:改修が永遠に続いて、終わらないのではないかと思うときもありました。でもこうして舞台に立ってみるとあっという間で、どこかの公演旅行に出かけていただけのような気がしたのも事実です。でも私にとってはその間に大きな怪我をしてしまった期間の方が長かったかもしれません。

Q:それは辛いことだったでしょうね。
S:
それはもう・・・。歩き方を1から習わなくてはいけないくらいの大怪我だったものですから。2年前ですが、ひざの怪我で、13ヶ月を棒にふりました。バレエをやめてしまった方が楽なのでは、と思うこともしょっちゅうでした。それでもやめなかったですし、やめられませんでした。それくらい、バレエは私なのです。
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Q:それは大変でした。その経験が舞台に反映されることはありますか?
S:ダンサーも人それぞれですが、もちろん強い意志が必要だったと思います。怪我をしたダンサーで、その後復帰出来なかった人もたくさんいます。舞台に立つということに対して、精神的に壁ができてしまうというか、恐怖感がでてしまうんです。また怪我をしてしまうのではないかという思いが心のどこかにあるからです。

Q:ところでボリショイ・バレエの特徴はどのように考えていらっしゃいますか?

S:テクニックだけではなく、感情、心が踊りとして表現されているところでしょうか。テクニックを見たい、こんなことができる、あんなこともできる・・・ということを見たい人は、サーカスを観に行けば良いと思うのですよ。ちょっと極端かもしれませんが、それくらい私はロシア・バレエの伝統を特別で愛しています。

Q:入団当時の監督は?
S:バレエ学校卒業当時、芸術監督はボガティリョフでした。残念ながら休暇中に亡くなってしまい、入団する頃には監督が変わってしまいました。入団した時の監督は、ファジェーチェフでした。その後、アキーモフ、ラトマンスキー、ブルラカと変わって、そして今がフィーリンです。

Q:フィーリンは他の監督に比べてどうですか?
S:まだ就任して日が浅いですから、他の監督と比べるのは難しいですが、でも、フィーリン監督は、多くのダンサーが同じ舞台に立ったことがあって、当時は同じダンサーとしてセリョージャと呼び親しい言葉で話しかけていましたが、いまは芸術監督ですから、セルゲイ・ユーリエヴィチ(名前・父称で尊敬を込めた呼び方)となりました。いちおう、上司ですからね(笑)セリョージャ!なんて、舌が回りませんよ。舞台のイメージとか、そういうことについては、ほかのダンサーたちもだいたい同じように思っていると思いますが、毎回の公演で同じように踊ることはありません。毎回、何かを見直すし、考えなおすこともあるし、バレエを続ける限り、ずっと役のイメージについて考え続け、何かを足したり引いたりし続けると思います。



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ぴあクラシックに掲載[ボリショイ・バレエ]

*2011年-2012年冬号『ぴあクラシック』
話題の舞台情報で掲載されました。
eブックで見る
piaclassic2011_winter.jpg

*2012年1月号『プレシャス』
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2011年12月05日

“特別講座ボリショイ・バレエ魅力”レポート[ボリショイ・バレエ]

12月4日朝日新聞社東京本社で先月までモスクワで取材協力をしてくださった舞踊評論家の村山久美子さんとコミュニケーション・ディレクターの佐藤尚之さんによる“ボリショイ・バレエの魅力”講座が行われました。
_DSC2580.JPG
前半は村山久美子さんによるロシア・バレエの「歴史」「教育機関」「名振付家」についてお話をして頂きました。
モスクワのボリショイ・バレエ、サンクトペテルブルグのマリインスキー・バレエの違いや、ワガノワ・メソッド、ドラマティック・バレエとはどんなものか?そしてグリゴローヴィチの時代がどのようにきたのかなど、バレエ観劇初心者の方でも通の方でも思わず「ほぉ〜」と言ってしまう内容でした。
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後半はコミュニケーション・ディレクターの佐藤尚之さんが村山さんと共に登壇され、バレエが好きになるきっかけとなった2003年のボリショイ劇場でのお話から始まりました。
_DSC2582.JPG
改修前後の劇場の違いなどお宝(?)写真をスクリーンに映しながら、説明してくださいました。
2003年には「バヤデルカ」の金の仏像役を本番直前に控え、全身黄金のまま劇場を案内する岩田守弘さんの面白い写真なども見せて頂きました!

先月モスクワに滞在していた村山さん佐藤さんお二人が、ボリショイ劇場で出会った一押しのダンサー、アレクサンドロワやアラシュ、ニクーリナ、ヴォルチコフ、チュージン、ラントラートフなどのオススメ・ポイントを語って頂き、質疑応答をして和やかに終了しました。



ボリショイ・バレエ 日本公演2012

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2011年12月02日

岩田守弘、出演日変更のお知らせ[ボリショイ・バレエ]

岩田守弘の出演日が下記のとおり変更になります。

ボリショイ・バレエ団で活躍する岩田守弘は、同団日本公演に参加いたします。
当初2月4日(土)14:00開演 「白鳥の湖」(道化役)に出演を予定しておりましたが、劇場の都合により、2月9日(木)18:30開演回に出演することになりました。
2月4日の出演を楽しみにしていただいていた皆さまには大変申し訳ございませんが、どうぞご理解賜りますよう、お願い申し上げます。
なお、この変更に伴う払い戻し及び公演日の振替えはございませんので、どうぞご了承ください。



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《ライモンダ》
 2012年2月7日(火) 18:30
 2012年2月8日(水) 18:30

《白鳥の湖》
 2012年2月4日(土) 14:00
 2012年2月9日(木) 13:00
 2012年2月9日(木) 18:30

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<東京以外の公演>
★:白鳥の湖 ◆:スパルタクス ◎:ライモンダ
★ 2012年1月27日(金)三重県文化会館大ホール
◎ 2012年1月28日(土) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
★ 2012年1月29日(日) アクトシティ浜松大ホール
◆ 2012年2月5日(日) 愛知県芸術劇場大ホール
◎ 2012年2月11日(土) 兵庫県立芸術文化センター大ホール
★ 2012年2月12日(日) 兵庫県立芸術文化センター大ホール

posted by JapanArts at 11:04 | ボリショイ・バレエ2012>ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月01日

DANZA(リニューアル号)に掲載[ボリショイ・バレエ]

*2011年-2012年冬号『DANZA』
ボリショイ・バレエの特集が掲載されました。見どころも満載。
eぶらあぼはこちらから
danza_38.jpg
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